「遊星からの物体X」を彷彿とさせるペンダント

20227410292.PNG

 

蛭子能収という作者の名前、エビスヨシカズというのがのっけから読めんかった。

いったい今からどれくらい前になるのでしょうか、わたくしがまだ学生の頃、大阪梅田の若者向けファッションビル、今は無き阪急ファイブの本屋で平積みになってた漫画本「私はバカになりたい」。

そのぶっ飛んだタイトルと表紙のへたくそな絵、それに解読不能の作者名に惹かれてその本を手に取り、パラパラめくってみて、まあ、ビックり!

後年ヘタウマなどと呼ばれることになる、まるで公衆便所の卑猥な落書きのような稚拙な絵とシュールなドラマ展開をみせる奇妙奇天烈な漫画が満載。

なんじゃこりゃー!?の衝撃を受けるがまま、早速その本を贖い家路を急ぎ、帰宅後はまるでむさぼるようにしてこの漫画本を読み耽り、早速翌日には二冊目を買いに走った記憶がございます。

さて、それから何年か経ったある日曜日。テレビを何気なく点けると、むさくるしい変なおじさんが出てて、熱湯風呂に無理やり入れられ奇妙なリアクションをしている。最初はお笑いの人かとも思ったけど、それにしてはけっこう老けているなー、と思ってたらなんと、エビスさんとみんなから呼ばれている。まさかと思いさらに見続けていると、やはりこのオジサン漫画家の蛭子能収その人だったのです。

いや、しばらく漫画も見かけないなーと思っていたら、なんとテレビタレントに転身していたんですねー!これにまたビックり!

さてこの蛭子能収という人物、ネットで検索するとアスペルガー症候群だとか、サイコパスはたまたメンヘラだとかいった評判が数多く出てまいります。

例えば、人の葬式に参列すると笑いがこみ上げてきてどうにも止まらないとか、チャリティー番組「24時間テレビ」に出演しているにも関わらず、自らは貧乏だからと寄付を拒絶する。あるいはまた、そのテレビタレントとして最も注目を集めた人気テレビ番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」においての奇行の数々。たとえばせっかく海の幸が豊富な漁師町なんかの旅館に宿泊しても、他の出演者が当然の如く名物の魚介類に舌鼓を打ってる隣で、独りトンカツ定食をむさぼり食うといった具合で数え上げればきりがないほど。

まあ実際漫画家だけに限らず、創作にかかわる人とか、テレビタレントなんかの場合、やはりその個性というものが大切で、たいていの人はそれを自己演出といった、ある程度演じている部分が多いのだと思うのですが、こと蛭子さんに関しては全くのギミック無し、本物のピュアな変人。

似たような例で例えるなら、これもテレビタレント、ローラと滝沢カレンの違い。

最近はすっかり見かけなくなってしまいましたが、ローラさんというモデル出身の女性タレント。この人のウリはそのハーフという事を逆手に取り、日本語がうまく喋れず、また日本の厳しい人間関係のヒエラルキーが理解できないという設定のキャラを作っていたようで、先輩、大御所にもタメグチで喋って、叱られると変なリアクションで返したりするのが面白いと一躍人気になったのでございます。

しかし、やはり本物にはかなわない。後から出てきた、これも本職はモデルの滝沢カレンちゃん。彼女も今何かと話題のウクライナの人とのハーフらしいのですが、実は幼少の折に両親が離婚し、日本人のお母さんによって日本で育てられた、まったく日本語しか話せないウエンツ瑛士同様の見せかけだけのハーフ。それにもかかわらず話す日本語が変。変なのは何も日本語だけに留まらない。その思考パターン、行動パターンが何やら人とずれているかなりの不思議ちゃん。この本物の天然キャラが功を奏し?一挙にタレントとしてのローラの座を奪い去ったといって過言ではございますまい。

これと同様蛭子氏の奇妙奇天烈なヘタウマ漫画も、敢て奇をてらい、伝説の漫画オタク雑誌「ガロ」掲載に向けに作ったのではなく、逆に彼のその特異な個性そのものから自然に湧き出た奇妙な作品を、ご奇特にもガロが、否、ガロなればこそ見事拾い上げたといった方が的を得ていると言えるのではないでしょうか。

なにせ、漫画の神様と呼ばれる、かの手塚治虫先生をして、あんなのを野放しにしたら私が築き上げてきた日本漫画がダメになると言わしめた程。天才手塚治虫を震撼とさせた恐るべき破壊力なんですから。

さて、ご覧いただいているこちらのペンダントも、そういった一般的基準からやや外れた天然素材を巧みに取り入れて作り上げられた、かなり奇抜な製品なのでございます。

ご覧いただいております大ぶりなデザインのペンダント兼ブローチ。あたかも蛭子先生が描いた、伝説のカルトSF映画「遊星からの物体X」に出てくるエーリアンのごときユニークな見かけなのですが、製品全体を豪華に埋め尽くす宝石は、なんとすべてがダイアモンド。その合計の石目は7.58キャラット!しかも結構大粒の石が多く使われております。

さあ、通常これだけのダイアモンドを気前よく一つの製品にぶち込みますと、中古と言えど、とんでもないお値段になるは必定。ところがどうですこのお値段。中古と言えど、この見場からすれば随分とお安うございましょう?それもそのはず、大きいダイアモンド内包物はそんなに多くもないのですが、みんなブラウンかイエローの、残念ながらファンシーとまでは言えぬグレード。ここでコストを大幅に倹約してるってことなんです。

ただどうです、これが全部無色ダイアで作られてるより、こういった微妙な色違いのダイアで変化を付けて中心にだけファンシーイエローのメレダイアをポイントで持ってくるというダイアモンドの配し方、面白いと思われませんか?

無色透明完全無欠のギメルのパヴェも良いですが、こういった常ならはじかれるような素材をあえて組み合わせた遊び心ある工夫も、遊び心がもう縦横無尽に溢れるかえる自堕落な放蕩マダムのあなたなら解るはず。でしょ?

 

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11004398/

 

 

 

針中野の質屋マルヨなら、質預かりも買取もできます!
無料査定も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。
LINEでの査定、Instagram上でも随時最新情報配信中です!

大阪市東住吉区鷹合2-16-13
【営業時間】9:30~19:00 【定休日】毎月7、12、17、22、27日