ティファニー

ティファニーは世界5大ジュエラーのひとつ

ティファニーは、1837年にアメリカで創業され、世界各国にブランドショップがあります。世界5大ジュエラーのひとつで、ティファニー以外にカルティエ・ブルガリ・ハリーウィンストン・ヴァンクリーフ＆アーペルがあります。

ダイヤモンドは、王室や大統領夫人・女優や有名アーティストなど多くのセレブに愛され、世界中で人気を博していますが、19世紀中頃までアメリカにおいて、一般的ではありませんでした。

ティファニーが、アメリカにダイヤモンドを持ち込んだことで広まっていき、ここからダイヤモンドの権威としての歴史がはじまります。ティファニーの人気を確実なものとしたのは、以下の2つの象徴ともいうべきことがあげられます。

ティファニーを象徴するダイヤモンド

創業者のチャールズ・ルイス・ティファニー氏は、別名「キング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれ、美の探究心はとても強い人でした。「ティファニーの商品は、どれも気高くあらねばならない」という信念をもち、伝統を重んじながらも革新的なデザインを取り入れています。

また、ダイヤモンドの品質評価基準の4C「カラット（重さ）・カット（輝き）・カラー（色）・クラリティ（透明度）」に、ティファニーは独自の基準である「プレゼンス（存在感）」を設定。とくにポリッシュ（研磨）、カット、正確さへのこだわりがとても強くなっています。

印象的なカラー

「ティファニー・ブルー」と呼ばれる青色は、ひと目でティファニーとわかるほど印象的です。宝飾のラッピングに使われる袋や箱だけでなく、雑貨や食器などにも使われています。この独特の青色は、コマドリの卵の色からきており、当時のイギリスでは、重要な記録台帳の表紙に使われていた色です。

ヨーロッパでも青は高潔さを表す色で、ティファニーの信念にふさわしいと採用され、今ではティファニーを象徴するカラーとなりました。

婚約指輪の定番になった「ティファニー・セッティング」

当時の婚約指輪は、リングに埋め込んでいたため、上半分しか見えないデザインでした。これでは、ダイヤモンドの魅力が半減してしまいます。

そこでティファニーは、ダイヤモンドを6本のツメでもち上げるような留め方を考案したのです。こうすることで最大限まで光を取り込み、ダイヤモンド本来の魅力を引き出すことに成功しました。今でも婚約指輪の王道スタイルであり、ティファニー・セッティングは、女性の憧れの存在となっているのです。

ティファニーは最初、宝飾店ではなかった

今でこそティファニーは、ジュエリーとしての地位を確立していますが、創業当初は別の店でした。1837年に設立された「ティファニー・アンド・ヤング」では、文房具や装飾品などを、取り扱う店をはじめました。これがティファニーのはじまりです。

1845年になると、「ブルーブック」と呼ばれる、アメリカで初めてのメールオーダーカタログを発行します。ヨーロッパのダイヤモンドをアメリカにいながら購入できる、いわば「カタログ通販」のようなシステムを生み出しました。その3年後には、ヨーロッパ貴族から貴重な宝石の輸入に成功し、アメリカを代表するジュエリーの地位まで昇りつめます。

ダイヤモンドだけじゃない！ティファニーで人気のジュエリー2選

ダイヤモンドが有名なティファニーには、ダイヤモンド以外にもさまざまなジュエリーがあります。その数多くある中から、人気の高い2つをご紹介しましょう。

Tコレクション

2014年に誕生した、ティファニーの「T」をあしらったデザインが特徴の「Tコレクション」は、現代女性の洗練された力強さを表現しています。多くの女優が身につけていることから、若い世代を中心に日本でも瞬く間に人気が出ました。

なかでも、2つのTがくっついて笑った口元に見えるようなデザインの「Tスマイル」や、2つのTが向き合ってリングとなっているデザインの「Tスクエア」などは、とくに人気です。

オープンハート

ティファニーの定番といえば、ハートがモチーフのアクセサリーがあげられます。その中でも1992年に誕生し、柔らかくぷっくりとした曲線が印象的な「オープンハート」は、絶大な人気商品となりました。その曲線で描かれるハートは、シンプルながらすべての女性に愛されるデザインで、ネックレスだけでなく、ピアスやブレスレットもあります。

その名のとおり「心を開いて」という意味が込められており、女性へのプレゼントにピッタリです。

まとめ