オパールは玉虫色の万華鏡

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「知らんけど」が流行語大賞トップ10入りやそうですな、知らんけど。

ぼくら関西人からしたら、今更いう感じやけど、他所の地域やと目新しいんやろか?知らんけど。

大阪なんかに住んでたらこの「知らんけど」言うのはしょっちゅう耳にしまっせ、知らんけど。

おばちゃん同士の会話なんかこの「知らんけど」のフレーズが無い事には始まれへん、知らんけど。

「あんた、知ってる?藤田さんとこのご主人また浮気してはんねんて、びっくりやろ?ほんでまた、その相手云うのが驚きやねん。誰やと思う?新地のキャバ嬢?ちゃうちゃう!そや、アンタもよう知ってる人やん、誰や思う?おせたろか?ほかの人に言うたらアカンよ。言うたろか?実は私やねん、知らんけど」

「知ってるやろー!」と突っ込んで会話が完結しまんねん大阪では、知らんけど。

実際ぼくなんかも、こうしてブログみたいな、作文みたいなもんを定期的に書かせてもろてまんねけど、なんせ元がアホやよって自分の知識、意見いうもんに自信が無い。そういう時、この「知らんけど」言うのは実に便利や。偉そうに断言しといてからの「知らんけど」の追い足しね。

もし間違ったこと言うてるのが後でバレても、「いや、そやから知らんけどいうてますやん」言うて言い逃れできますやん、知らんけど。

まあ、事程左様に便利な言葉やさかい、国会で答弁に立つ大臣方もこれを多用すれば、国会運営もスムーズに行くんちがう、知らんけど。

「はい、只今先生ご指摘の収支報告書の件に関しましては、政治資金規正法に鑑み、その都度適宜適法に処理がなされているものと理解しているところでございます、知らんけど」

こんな国会答弁誰ぞしてくれんもんかなー、絶対オモロイことになると思うんやけど。もう●元●美先生なんて黙ってへんで、絶対目ぇ剥いて突っ込んできよる、間違いない!知らんけど。

「ちょー待ってや大臣、何が知らんけどや!?よくもそんなえー加減、無責任な答弁できますねー!議長、こんないい加減な答弁は最早虚偽答弁の範疇に入るんちゃいますか?知らんけど」いうて、大阪では上品な地域と言われる北摂の品位を、一気に下げたとまで言われるおばはん議員の本領を存分に発揮してくれんのちゃうん?知らんけど

まあ、冗談はさておき、政治家の言葉というのは安易に言質をとられて攻められたらアカンさかい、基本的にこういった、「知らんけど」に象徴されるような曖昧な言い回し、レトリックが必要なのであります、知らんけど。

よく玉虫色の答弁などと云う事を耳に致しますが、逆に言えばそういった言い回しが出来ないことには、政治家というものは務まらんという事ですな、知らんけど。

国会中継なんかをたまにテレビで見物させてもらい、先生方の質疑応答を聴いとりましても実際なにを言いたいのかよく分からんいうのがしょっちゅうございます。

「委員ご指摘の事案に関しましては、甚だ憂慮すべき事柄であることを認るにやぶさかではございません。が、やぶさかも、ちはやふる神代も聞かぬあふ坂の関などと申しますが、袖触れ合うも多生の縁、降る雨を集めて速し最上川、古池やカワズ飛び込む水の音。ここでご指摘のカワズとはカエルのことであるのは先般ご承知の通りでございますが、ならばガタロというものは何かという懸念が新たに浮上してまいるのではないかと憂慮致すところでございます。したがいまして、まずはこの難題を可及的速やかな最優先課題として、挙党体制にて片手間に粛々と取り組み、全力を傾注しながらも、なおざりに経緯を見守っていこう、かように考える次第であります」

まあこんな風な事をその都度その都度、即興でのらりくらりと答弁するのやから大したもんや。きっとジャズセッションとかで楽器持たせても、即興の素晴らしいインプロビゼーションを展開するんやろな、知らんけど。

さて、ところで玉虫色の宝石と言えばなんと言ってもこちら、ご覧いただいておりますオパール。しかもこちらは、オパールの中でも最も値打ちのあるとされる、赤斑も鮮やかなブラックオパールなのでございます。

玉虫色とはウィキペディアによりますと、光の干渉によって起こる金緑から金紫の色調変化をする染色や織色をさす。また見る角度によって異なる色合いに見えること。とございます。まさにこのオパールの遊色効果そのものではございませんか、知らんけど。

実際、この玉虫の羽があまりに美しいため、これを装飾として貼り付け作られたのが、法隆寺所蔵の国宝、飛鳥時代に造られたという玉虫の厨子。ただし、なにせ生物の羽やさかいそんな長い間もたへん、今じゃ剥げ落ち、ほころび制作当初の美麗さのかけらもありません。ところがこちらのブラックオパールはなんちゅうたかて鉱物。千年経とうが二千年経とうがびくともせん、知らんけど。

しかも単調な玉虫の羽如きの変色などをはるかに凌ぐ、万華鏡の如き色彩のパノラマがこの石の表面でプロジェクションマッピングの如く鮮やか華麗に展開されるので、見る者は釘付け金縛り忘我の極みとなり、感動の吐息が思わず知らず口から漏れ出すという仕掛け、素晴らしい!感動をありがとー!森保ジャパン、なんでやねん?

ちなみに来年の流行語予想は「アレ」やからね。ただしこれも新生岡田阪神タイガースがアレしたときに限るナニやさかいあんまり期待せんといて。なんせタイガースのいつものナニやさかいアレするいうのも毎度のナニでまた結局アレあかんのちゃう?知らんけど。

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