アールデコポンサファイアリング

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みなさまごきげんよう。梅雨の合間、初夏の日差しが降り注ぐ穏やかな昼下がりのひと時いかがお過ごしでしょうか?

 

本日も皆様に掘出し品のヴィンテージジュエリーをお勧めいたします、ハリー中野の宝石ブログのお時間がやってまいりました。

お相手はわたくしハリー中野、宝石業界に携わってはや四十年。宝石の事なら何でもお任せ下さいと言いたいとこながら、まだまだ未熟者。勉強途上の半端者ではございますが、宝石にご興味のある皆様方に有意義で、楽しい宝石のお話をお聞かせ出来たらなという思いで毎回奮闘努力いたしております。優雅なお茶のひと時、お寛ぎ頂きながらお楽しみいただければ幸いでございます。

 

さて、本日皆様にご紹介いたしますお勧めの宝石は、こちら、見るも優美なサファイアの指輪でございます。

サファイアに限らず色石全般の製品において言えることなのですが、デザインのバラエティー、多様性というものが、ダイアモンド製品に比べますと非常に少ない様に思われます。

もちろん、ダイアモンドの宝石としての圧倒的な人気、消費者からの需要の多さがその原因なのでしょうが、カラーストーンファンにとっては非常に残念なことでございます。

さて、そのような宝飾業界のトレンドにあって、今からご紹介いたしますサファイアのリングは色石といたしましては、極めて大胆、斬新にデザインの可能性を追求した逸品ではないかと思うのでございますがいかがでございましょう。

 

ご覧いただくとお分かりの通り、こちらのデザインは数字の8をたてに引き伸ばしたような、あるいは無限大の印を縦にしたような形状のピースが、中央を最大として左右均等指下に向かいグラデーションになる様に並べられております。そしてその無限ループの空いた場所、つまり8の字の2ヶ所の丸のところに美しいブリーサファイアが均等に埋め込まれており、さらにそのそれぞれのサファイアを支えます枠部分にもびっしりと細かいメレダイアがあしらわれております。また、8の字型のピース各々をを繋ぐ真横のセンターライン、パーツ同士の間に隙間が広く空く部分には大きめのメレダイアモンドがあたかもパーツを繋ぐビスの様に均等に配置されセットされております。

この曲線を中心とした大胆なデザインと計算された規則正しい石の配列の組み合わせは、幾何学的図形をモチーフとしたかつてのアールデコ様式をも彷彿とする、クラシカルなものとモダニズムの融合といった風情を醸し出しております。

 

さて、このような一見大胆なデザインに、中には着け心地を危惧なさる方もおられるやもわかりませんが、実はこちら大胆なデザインのわりに、指輪そのものの厚みはその幅に比してに薄うございます。またメインの石となるブルーサファイアは全て爪留めではなく枠全体で抑えられている状態なので、お着け頂いても殆ど引っ掛かりや当たりが気になりません。さらに指輪の幅も結構ございますので、中指にお着け頂きましてもバランス的に何ら問題はございません。

サファイアと言いますと寒色系のお色。シンプルなデザインでございますと、ともすると地味になりがちな宝石素材でございますが、これだけデザインが大胆ですと、プラスマイナス、陰と陽バランスがとれて程よい加減でよろしいのではないでしょうか?

 

それでは本日はこれまで、またのお目汚しまで Until next time, pleasant dreams .

 

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