Ruby, My Dear

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セロニアス・モンクはマイルス・デイヴィスやジョン・コルトレーンと並び称されるジャズシーンにおける伝説の巨人、偉大なるジャズピアニストなのは周知の事実。

数々のジャズのスタンダードと呼ばれる名曲を残しているのですが、その演奏スタイルは非常にトリッキーで、一見不協和音の羅列のようにも聞こえる摩訶不思議な調べは一度聴いたら病みつきになるか、二度と聞きたくないかのどちら。

もちろん私は病みつきのクチで、今でも帰宅途中の電車でワンカップをひっかけながら彼の曲を聴きつつ茫然自失の体。傍から見れば完全な不審者。瘋癲老人。

 

さて、その彼の数あるレパートリーの中でもお気に入りの曲の一つが " Ruby , My Dear "

この曲は一応ラブバラードという範疇に入るのでしょうが、ラブはラブでも若者たちのフィジカル主導、リビドーおもむくままのホットな、一刹那の沸騰する情熱といったラブではございません。

どちらかと言えば艱難辛苦を共に乗り越えてきた老夫婦の、昇華した愛の形。もはや家族愛とも言える、落ち着いた深みのある愛情を表しているような気がいたします。

ルビーという名の女性に捧げる体の曲のタイトルながら、モンク自身は特定の女性を意識して付けたわけではなく、その音の響き自体が気に入ってルビーという言葉を選んだとか。なるほど確かに良い感じですし、英語の字面も粋じゃないですか?

 

ひと頃、スイートテンダイアモンドと呼ばれる、結婚10年を記念して妻に送るダイアモンドリングが宝石屋どもの企みのもと、結構世に出回った時期がございました。所謂アニバーサリーリングというヤツですね。しかし、十年じゃまだまだひよっこ。諦めの境地にはまだまだ達しません。そうです、深い愛情とは、長年の抗争、権謀術数のせめぎ合い、裏切りと怨嗟の果ての諦観の境地から生まれるのでございますよ。

さあ、そういった諦めの境地に立たれた銀婚式、金婚式を迎えられるような素敵なカップルにお勧めしたいのが、やはりルビー。

ルビーなんて若い時分に贈るから寺尾聡の「ルビーの指輪」の唄にあるように、ふられた挙句にドブにでも捨てられてしまうのです。

さて、結婚三十有余年の月日、さんざん泣かしてきた、あるいは泣かされてきた苔むした老妻に感謝の気持ちと長寿を祈念して贈るにふさわしいお品がこちら。

 

プラチナ枠に雫型のルビーをセットいたしまして、それを細かいダイアモンドが二重に取り囲み、更にはネックレスを通すバチカン部分にも真ん中にマーキーズカットのダイアモンド、そしてその周りを更にメレダイアが囲むといった非常に豪華な造りのペンダントトップ。

このペンダントを吊るしますのがまるで一本の紐の様に見えるという細かい目のスネークチェーン。これで首元も実にスッキリと見える。商品全体のバランスの良いのは写真からも見てとれるのではないでしょうか?

さて、この雫型のルビーですが、正確にはペアシェイプという形なんです。ペアとは洋梨、即ち洋梨を模したかのようなカットなんです。大体色石の場合はこのペアシェイプあるいはオーバル、マーキーズといったカットが多く、意外にもダイアモンドに多いラウンド、真ん丸というのは少ないのです。これは元々の原石の形に由来してまして、なるだけ無駄のないカットを施している結果なのです。

さて肝心のルビーですが、お色目はフルボディーのレッドワインを彷彿とする、やや暗い感じのレッド。こういう色目が熟年の女性には良いのでございます。派手さを押さえた落ち着いた貫禄というものが石自体から滲み出ているかのようで、年輪を重ねられたお肌にもしっくりと抵抗なくなじむはず。

お歳を召されたからと言って地味な宝石は逆効果。こういった赤系統のお石でもって、あたかも、お花を飾る様に華やかさを添えてあげるのです。これぐらいのお色目なら奥ゆかしい奥様も抵抗なくお着け頂けるのではございませんか?

 

さて、母の日も間近。常日頃、親でもないのにお母さんと呼んでいる昔の恋人に、ちょっと気障ですがモンクの「Ruby, My Dear」のCDでも一緒に添えて、プレゼントされてみてはいかがでございましょう。

 

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