艶やか熟女の完熟ブローチ

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高須クリニックにすがり付く事もなく、はたまたライザップのオファーにほだされる事も無く、ケンタッキー・カーネル・サンダースと化したと、まことしやかに巷の噂で囁かれるジュリーではございますが、若い時は絶世の美男子、男前と騒がれ、多くの若い女性の心を鷲掴みにし、実生活でも随分と多くの女性を泣かせてきた事でございましょう、知らんけど。

そんなジュリーのヒット曲、グループサウンズ、タイガース時代の「花の首飾り」という名曲がございます。この首飾りの正体は、ひなげしの花の首飾りと言う事で、後年、香港小姐アグネス・チャンが、オッカの上に咲く野の花と彼女が歌唱する通り、実に金のかからぬ安物、チープなおままごと細工のチンケなシロモノ。とても成熟し、目の肥えた大人の女性、所謂熟女の罪深き、貪欲貪婪な欲望を満足させるに足るものではございません。

さて、そこで当店がおすすめいたしますのは、そういった濃厚なオトナ臭まとったマダムにこそ相応しい、花の首飾りならぬ、こちら、花のブローチ兼ペンダントでございます。

いかがでございましょうか、このおどろおどろしいまでの迫力、この邪悪なまでの貫禄!

こちら、サイズにすれば縦横がおよそ5cmづつくらいの、ブローチとしての大きさはさほど大判と言う事もございませんが、この凝った細工から生まれる存在感の半端ない事といったらもう筆舌に尽くせぬほど。

まず花の中心、これはおしべめしべでしょうか、黄色いシトリンクォーツがひとかたまりになってセットされております。そしてその外周部分、花びらの根元付近にはダイアモンドが、そしてその延長線上、花びらの外側にむかってはグリーンベリルがずらっと幅広くセットされているのですが、このセットされている土台の金属部分、石を留める爪部分がその大半を占めるのですが、そこには全体的に隈なくブラックメッキが施してございます。この黒い地色でもって、このグリーンベリルの色にさらに深みを加えているわけでございますね。

さて、そこからさらに花の外周に目を向けてまいりますと、花びらが折り曲がって裏返っている部分に、今度はまたダイアモンドが留められているという芸の細かさ。もちろんこれら花びら一枚一枚それぞれが独立した別々のパーツとなっておりまして、それぞれ個別に石留がされたのちに接合されているのでございましょうが、こういった細工は初期の設計がきちんとできていないと、組み立てた後できまってボロが出てまいります。そういった意味でも大胆なデザインとは裏腹に、非常に精緻な設計と、クラフトマンシップによって作りあげられている事がわかります。

では、裏側を見て行きましょう。まず目に飛び込んでまいりますのは、ブローチ全体に広がる石留の為のハニカム構造。これは日本が誇る世界のジュエラー、ギメル社製のパヴェセッティングにも採用されている技法で、枠の強度を保ちながらも、光の透過をより多くする為にハチの巣状に隙間をうがつ裏取りの工夫。この細工により表面の宝石の輝きが一段と増すわけでございますが、その分当然手間暇がかかるわけでございます。

次にブローチ金具をご覧くださいませ。この留め金は一般的に鉄砲金具などと呼ばれている、シリンダー式の受けが、洋服などを貫いたのちの針先を抑え、容易に抜け落ちないように、この部分がスライドして包み込んでしまう仕掛けで、最も安全性の高い金具なのです。しかしそれだけに留まらない。このメインとなる針の下に、さらに補助の針がもう一本用意されているのがお分かりいただけますでしょうか。この針をさらに服地などに通す事により、ブローチ脱落の危険性をより減少させると言った凝った細工なのでございます。

そして、ペンダントとして使う場合にネックレスを通すバチカンでございますが、こちらもただの輪っかを装備しているのではなく、バチカンそのものが開閉し、ネックレスを挟むピンチ式になっているのでございます。この金具の利点は、パールネックレスなどのビーズ形式のネックレスにペンダントをぶら下げる際に非常に役立つ優れもの。こんなペンダントを南洋真珠の大振りのネックレスにでもぶら下げていただいたら、そりゃもう、ものすごい事になりますよ。

それでは、この商品の正体なのですが、これだけの凝った細工なら、普通は名のあるブランドか、作家の先生の手によるものというのが通り相場。しかしこちらの商品、それらしきものを伺わせる痕跡がまるで見つからない。作家の名や有名ブランドのホールマークの刻印らしきものが全く見つからないどころか、ぎっしり留められている数々の宝石の石目の刻印すらない。

唯一手がかりとなるのが、このブローチ金具の根元に打刻されている750の数字とその横の稲穂の様なマークの刻印。750とはこの製品の金性、18金ホワイトゴールドを表す表示。これは海外製品に多い特徴で、それなら石目の刻印が無いのもまた、海外製品に多い特徴と言う事で納得できます。さて後はこの稲穂のようにも見える謎の刻印なのですが、多分これがその作ったメーカー、ブランドの正体を示すホールマークなのでしょうがマイナーなブランドなのか、通り一遍のネット検索では出てこない。旧知の宝石関係者数名に尋ねるも、見たような記憶はあるがはっきりとしたブランド名は思い出せないと言うもの。まあみんな現役を離れた爺さんなれば、せん無かろうが。

というわけで、万人に行き届くインターネットでこのように商品そのものを開示致しますれば、このブランドをよくご存知で、大ファンという方と必ずやご縁が結べるものという期待のもとに、今回ご紹介の運びと相成った次第でございます。

もちろん、ブランドに関係なく、この造り、このインパクトに一目ぼれして、我を忘れ飛びついて頂きましても何ら不都合はございませんよ。

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11004506/

 

 

 

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