色褪せないサザンの魅力

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先日近所のブックオフに行きますと、わたくしの好きなナンシー関さんの文庫本が五、六冊まとまって、しかも一冊が110円の超特価で出ていたのでとりあえず一冊購入して帰りました。

次の休みも又ブックオフに立ち寄ると、なんと残り二冊になっていたので慌てて購入。やはり未だわたくしの様なファンの方が多くいらっしゃるんだと、ちょっとびっくり。

というのも、ナンシーさん三十九歳とお若くして亡くなってから早二十年の歳月が経つのです。

普通、しかつめらしい文学などというものをお書きになる文士先生なんかですと、亡くなって二十年経とうが百年経とうがその文学的価値、評価は変わらない方が多いのですが、何せこの方コラムニスト。しかも移り変わりの激しい芸能を専門に、そのターゲットにした人物の似顔絵を消しゴム版画なる特殊な技法にて表現し、コラムと一緒に雑誌やなんかに掲載するという手法。

芸能なんてものは人気商売水商売というだけあって、移り変わりが驚くほどに早い。然らば二十年前の芸能コラムなど最早なんの値打ちも無きがごときもの。実際書いてある内容を読んでみても当時を知るわたくしとて、あー、そういえばそんな奴がいてたなー、とかそんなことあったなーてな感じ。ですから当然当時の芸能界を知らぬ今の若者にはちんぷんかんぷんのはず。

ただ、そういった時間的制約を受けつつも、未だ古本になっても売れ続けるのは偏に著者ナンシーさんの類まれなる才能のお陰。もう少し長く生きておられたらと改めてその才能の惜しまれるところでございます。

さて、そういった物事の賞味期限という意味では、新聞などというものなんかはもっと極端。値打ちのあるのは発行当日のみ。翌日にはもうなんの値打ちもないゴミとなってお払い箱。

昔はそれでもこの古新聞紙で弁当を包んだり、濡らして破いて箒で掃けばチリが良くとれるなんて言う使い道があったのですが(えらい年寄やなー!)、今じゃもうすっかり無用の長物。溜まってくると嵩張るし、いちいちゴミ出しするのが面倒だということで、インターネットの普及も手伝って定期購入を断る家庭も多いとか。

あるいは、娘十八番茶も出花などという言葉が表すように、人間にも賞味期限があるようで、昔は女性も二十五歳を超えたら行き遅れ、売れ残りなどと酷い陰口をたたかれ、オールドミスなどという有り難くないレッテルを貼られたりしたものです。実際私が付き合ってた当時の彼女も、二十五歳を目前にして私に結婚するだけの甲斐性がないと見限ると、さっさと私のもとから去り、違う男と賞味期限ぎりぎりで結婚したんだとさ、めでたしめでたし。

今の世の中は、コスメ、美容その他もろもろのアンチエイジングの技術の進歩のお陰でしょうか、老化のスピードの大幅な鈍化も手伝って、そういった古い因習にとらわれた変な賞味期限もほとんど消滅したといっても過言ではございません。実際、わたくしが新入社員だったころ、30オーバーの所謂オールドミスなんぞと呼ばれている先輩女子社員の見かけは明らかにオバちゃん、なるほど賞味期限切れ。しかし今はどうでしょう。三十四十なんてまだまだ充分お姉ちゃんの範囲じゃないですか?こちらが耄碌した事を差し引いても。

さて、賞味期限と言えばなんと言ってもファッションの移り変わりが世のご婦人の一番の気がかりとなるところ。昔からスカートの丈が伸びたり縮んだり。肩幅が広がったり狭まったり。流行に乗り遅れる事ほど恐ろしいことはないというくらいに女性に取ってのファッション、流行の移り変わりは一大事。

実際一流ブランドのお洋服なんかはもう春夏あるいは秋冬の半期ごとで打ち切り。去年これようけ売れたさかい、もう一遍同じのん売ってこましたろかい、なんてはしたないマネは致しません。どんどん新機軸を打ち出していかないことには、生き馬の目を抜くといわれるほどに厳しい競争のファッション業界では生き残れません。

さてその点、同じ女性が身に着けるものであるにもかかわらず、ジュエリーなんてものの流行の寿命はデザインにもよりますが、全般的に随分と息が長うございます。

例えば当店一押しのティファニーバイザヤードペンダントなんて一体どれほど以前から同じデザインで押し通していることやら。最早永遠の定番と言って過言ではないくらい。

さてご覧いただいておりますのは、サザンクロスという国内のジュエリーブランドのピンクサファイアのリングでございます。

このサザンクロスというジュエリーブランドですが、実はわたくしがまだ宝石屋に勤務いたしております頃と申しますから、今からざっと三十年も昔にもなりますが、日本発の高級ジュエリーブランドという触れ込みで、有名百貨店や一流宝石店の展示会や外商持ち回り販売なんかで、結構売り上げを伸ばしていた会社なのでございます。かく申すわたくしも、当時サザンクロスのやり手女性ジュエリーコーディネイターと一緒に得意先同行販売を敢行。あえなく討ち死にした苦い記憶がございます。さてその頃からこちらのブランド、ご覧いただいておりますような色石の逸品を得意として、目の玉の飛び出る様な価格を付けて販売しておりました。

ご覧いただいておりますピンクサファイアの指輪でございますが、これなんかもその当時の持ち回り外商パックに入っていたとしても全くおかしくない、鮮やかなピンクが眩しい逸品、一級品の風情ながら、現代におきましても十分に通じる半永久的なデザイン。考えたらそうですよね、こんな指輪何百万も出して購入して、シーズンが変わったらハイ時代遅れでOUTですなんてなったら困りますよね。という事でジュエリーの寿命は我が読売巨人軍同様、永久に不滅です!

古着なんてのはいくらブランドでも古くなれば時代遅れ、鮮度が落ちますが、その点宝石は鶴は千年亀は万年に匹敵するくらいの長寿でございますゆえ、これを中古で上手く買わない手はございません。是非ふるってのご購入の程お待ちしております。

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