パパ活恰好の標的、チャーのピンブローチ

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入荷すれば必ず売れる大好評、チャーのピンブローチがついに再入荷でございますよ皆様!今回は、更にパワーアップいたしましたヴァージョン、爆裂!ダイアモンドパイナップルのピンブローチでございます。

 

以前ございましたチャーの二つのピンブローチも、このブログでご紹介させて頂いたのですが、正直、こんな襟に着ける子供だましのピンバッジ如きものが、中古にもかかわらず20万円を超えるお値段で、しかもインターネットショッピングで売れようとは、不詳わたくし、ご紹介いたしながらも、想像だにいたしませんでした。

そこがそれ、庶民貧民の浅墓なところ。つい自分の尺度、懐具合でもって世の中を推し量ろうとする。

さて、今回はさらにお値段もグーンと跳ね上がって、私ごとき下賤の輩の思惑なんぞをば、はるかに凌駕するダイアモンドまみれのパイナップルでございます。

 

以前、お店のお客様で昔、百貨店で外商さんの同伴で紳士服の販売をされていた方がおられ、色々と面白いお話をお聞かせいただいたのですが、その背広の価格帯の凄い事。

普通サラリーマンとかが仕事に着るようなスーツといいますと、だいた一着、一万円から三万円。そこにちょっとブランドなんかの名前が入って、ささやかな満足感得て5万円。

おしゃれ番長を自負し、こだわりを持ってファッションテイストにうるさい方でも、ご購入の額は十万円越えがせいぜいなところではないでしょうか。

私のような貧乏人なんぞは、セカンドストリートで買った中古の三千円。バブル時代に流行ったアースカラー、ダブルブレスト、ツータックのやつで5年は辛抱しなけりゃいけません。

ところが、一流百貨店外商部で売ってるスーツなんてのは安くて三十万円、高いのになると一着、百万越えはざら。もちろん出来合いの「吊るし」なんかじゃなくて、完全テーラーメイド。

百貨店外商部は客宅に服を売りに行くのじゃなくて、採寸に行くわけであります。もちろん生地はゼニア、スキャバルをはじめとする世界に冠たる高級紳士服地。そして、そういった外商が出入りするお宅の旦那様は必ず毎シーズン、替えのスーツ、シャツ、ネクタイを数着まとめて新調なさるのでございますから、その都度のお支払総額は軽く乗用車一台分。

 

「行ったがなー、外商員助手席乗せて片道二時間半。西脇の田舎まで。ごつい家やこれがまた。車ごと門入って、まだなんぼか走らなあかんねん。しばらくしたら、これまたお城みたい母屋見えてくるねんけど、その向こうの遠くの方に山が見えんねん、そこまでみんなその家の土地や」

 

さて、そのような高級紳士服をまとった旦那さまが夜な夜なお出ましになるのが、東京では銀座、大阪は北新地の所謂高級クラブ。「黒革の手帳」武井咲さんのような美しくも聡明な女性が、和服姿もあでやかに、凛とした所作でお迎えしてくれる紳士の社交場。

 

紳士の社交場とは言いえて妙。銀座、新地などと気どってみても、所詮は水商売。旦那たち、なにも単にお酒を呑む為に行ってるわけではない。呑めない人でもなぜか不思議と行ってしまう。水商売とは男女に社交の場、つまりは自由闊達に異性が交じりあう空間を与え、恋愛を謳歌してもらおうという、ありがたい社会奉仕の精神に則ったお店。

花柳界と呼ばれた昔から、芸者を「落籍す」(ひかす)「身請けする」などと申しまして、借金の年季が明ける前に借金を払ってやり、女中付きの家屋敷をあてがい、自分一人の妾として囲い者にするという事が、男の甲斐性。功成り名を遂げた男の勲章、ステータスとして社会に認知されていた訳でございます。

今の時代、親が作った借金の為に苦界に身を落とす、なんて女性はあまりいてないでしょうが、それでも、もっと自由でリッチな生活がしたいという、さらなる上昇志向がどのような女性、いえすべての人間に備わる煩悩でございます。

毎夜、助平な脂ぎったオッサン、ジイサンを何人もお相手をして、厳しいママに叱られ、意地悪な同僚にはいじめられるお店勤めよりか、助平おやじ一人我慢すりゃ良いだけ、それも毎日来るわけじゃないし。後はプール付きの高級マンションに住まわせてもらい、湯水のごとく与えられる月々のお手当でエステにジムにヨガにグルメ、もう遊び放題。もちろん年四回ほどの海外旅行は当たり前。

そういった都合の良いパトロンのオヤジいねえかなー?

これがいわゆるパパ活の根本思想

旦那、何も旦那の方だけが、お店のお姉ちゃんを品定めしてるわけじゃございませんぜ。敵もさるもの引っ搔くものつってね、姉さんの方でも、しっかり旦那方を品定めしてるんでございますよ。いくらスキャバルの背広着てパテックの時計腕に巻き、エルメスの財布懐から出しても駄目。だってこんなお店来る方は、みんなそうなんだから。制服かと思っちゃうよ、ほんと。 やっぱそれを一段超えたところで勝負しなきゃ。なんだそれって?じゃあおせーてあげましょう。

さあ、いよいよここからが本番だ。いつもながら長げー前置きだね。良いですかい、だいたいこうした場所のお姉さんがたの殆どは、ヒカリモノに目がない。ヒカリモノったって何も鮨のネタじゃあございませんよ。そう、ジュエリーってやつでございますよ。

尾崎紅葉先生不朽の名作「金色夜叉」、寛一お宮の昔から、ダイヤモンドに目が眩みなんていう言葉のとおり、女人を堕とすにゃダイアモンドが一番。下手な口説き文句や怪しい薬よか絶対的な効き目、効能がWHOから報告されてんでございます。

ご覧くださいこのパイナップルの形状をしたピンブローチ。実はこの形状、デザインなんかは二の次。これははっきり申しまして、最高品質ダイアモンドの爆弾と思って下さいまし。

パイナップルの本体部分にはダイアモンドがあろうことか逆さまに留めてある。これは宝飾産業の常識を大きく覆すと言って良いほどの暴挙と言って良い。なぜならダイアモンドてーものは上から入った光を跳ね返し輝くっていう仕組み。それをひっくり返したんじゃ元も子もないわけ。

ところがどうだい、使ってるダイアモンドがあまりにも良いもんだから逆さにしてもギラギラに輝いてる。尖っている方が前面に突出してるんで、本当に光の爆発の様に見えるでございます。凄いねーチャーのやることたー!

こんなのをクラブにお出ましになる時なんぞに、スキャバル、ゼニスの襟にでもお着けになって行ってごらんなさいましな、もう虫取りライトに引き寄せられるが如く、夜の蝶が群がり、もう引く手あまた。パパ活の恰好の餌食になっちまいますよ。なに?怖い?なーに言ってやんだ。スケベ。

 

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