質屋を利用する際には、書類が必要です。また、質屋から質礼という書類も渡されます。この記事では、必要な書類や質礼について、詳しくご紹介します。さらに、書類や質札に関する注意事項などについてもお伝えしますので、とくに初めて質屋を利用するという方は、ぜひ参考にしてみてください。
質屋はどんなときに利用できる?
質屋というと、聞き慣れない、行き慣れないと思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、質屋の豆知識として、どんなときに利用できるかご紹介します。
お金が必要なとき
質屋は、品物を担保にお金を貸してくれるところです。そのため、お金が必要なときに利用できます。ただし、利息はかかるので、ご注意ください。
たとえば、給料日前にどうしても欲しいものがあったり、支払いがあったり、使い過ぎてしまって生活費が厳しいなどという場合などが考えられます。そんなときは、質屋に預けられるものがあれば、お金を貸してもらえます。ただし、期限内にお金を返さないと、品物は質流れになり、手元に戻りません。
質屋に預けたい品物があるとき
質屋に預けたい品物があり、それを預けてお金を借りたいと思ったときに利用できます。質屋に預ける品物は、人それぞれなので、とくに決められていません。ブランドのバッグや宝石・家電用品・電動工具など、高価なものが多いでしょう。最近ではスマホを預けるケースもあります。預かってもらえるかどうか疑問に思った場合でも、一応持って行って相談してみる価値はあるでしょう。
買取りもしてもらえる
質屋は、買取りができるところもあります。ケースバイケースですが、同じ品物でも、査定してもらってお金を借りる場合の金額と、買取りのみの金額を比べると、買取りの金額の方が高くなることも多いのです。
買取ってもらうか、質に入れてお金を借り、あとで品物を引き取るか悩む場合も多いでしょう。しかし、買取り金額がわかると、買取りを選ぶケースが少なくありません。
質屋で必要な書類と契約時に渡される質札について
ここからは、質屋を利用する際に必要になる書類、契約時に渡される質札と呼ばれる書類についてご紹介します。
初めての利用ならば個人情報を証明できる書類が必要
もしも、初めて質屋を利用するのであれば、個人情報を証明できる書類が必要になります。具体的にな書類を、以下に挙げます。
⦁ 健康保険証
⦁ パスポート
⦁ 住民基本台帳カード
⦁ 運転免許証
⦁ 本人確認可能な公的証明書(戸籍謄本など)
⦁ 学生であれば学生証
⦁ 印鑑
個人情報を特定する書類として、マイナンバーカードは提示しない方がいいでしょう。なぜならば、マイナンバーカードは、番号を控えたり、印刷したりすることは禁じられているからです。
契約のときは質入れ品の詳細が記された質札という書類が渡される
質屋で契約する際は、質入れ品の詳細などを記された「質札(しちふだ)」という書類が渡されるものです。
質礼は、元金やお金の返済期限なども記されている、個人情報の書類です。お金を返して、預けた品物を受け取る際の引換券になる書類なので、大事に保管しておく必要があります。
質礼を紛失したり忘れたりした場合は個人情報書類が必要
仮に、品物を受け取りに行く際、質札を紛失してしまったり、うっかり持ってくるのを忘れてしまったりすることも考えられます。
そんなときは、上記に書いたような個人情報の書類を出さなければなりません。再び、書類をあちらこちらで用意するのは、なかなか大変な作業です。なるべく紛失したり、お店に行く際に忘れたりしないようにしたいものです。
質屋の書類に関する注意事項
ここからは、質屋の書類に関する注意事項です。たとえ書類をそろえても、効力のない書類もあります。また、1万円未満の利用ならば、個人情報の書類は不要です。
質屋利用に効力のない書類がある
質屋を利用するのに、効力のない書類もあります。以下の書類は、たとえそろえたとしても、効力がないので注意したいものです。
- 銀行などのキャッシュカード
- クレジットカード
- 病院などの診察券
- 自分の住所が書かれたハガキ、封筒など
- 電気料金、ガス料金などの支払用紙
こうした書類には、本人の住所氏名が書かれているものです。しかし、質屋を利用する際には使えません。ご注意ください。
1万円未満の利用ならば個人情報の書類が不要
1万円未満の利用であれば、個人情報の書類は不要です。これには、犯罪のリスクが少ないからという理由があります。
しかし、例外もあるので、覚えておきたいものです。ゲーム類や漫画本・DVD・CD・書籍などは、1万円未満でも、個人情報の書類を提示しなければいけません。こちらの理由は、盗難品があるかもしれないからです。
書類の有効期限切れに注意
書類には、有効期限があります。たとえば、運転免許証やパスポートなどです。運転免許証は、更新の手続きの案内が届くので、気を付けられるものです。一方、パスポートの場合は、うっかりすることもあるでしょう。
悪気はなくても、有効期限を忘れてしまうことは多々あるものです。書類を用意する際は、有効期限に気を付けましょう。
まとめ
質屋は、品物を査定してもらい、その査定額によって、お金を借りたり品物を買取ってもらったりすることが可能なお店です。お金が入り用になったときなどに便利ですが、利用する際には、個人情報を証明する書類が必要です。
また、質屋に品物を預けたら、質札という書類をもらいます。この書類は、品物を引き取るときに必要なので、なくさないように保管しておきましょう。ただし、万が一、紛失したり引き取り時に忘れてしまったりしたら、再び個人情報を証明する書類が必要になります。
「株式会社マルヨ」では、質預かりや買取りを行います。秘密厳守で対応させていただきますので、ぜひともお気軽にお立ち寄りくださいませ。