優良な質屋は偽物を取り扱わない!理由について詳しく解説


友人からもらったブランドバッグや異性から送られたブランド時計が、ひょっとして偽物ではないかと思うこともあるでしょう。実際ブランド品を質屋に持っていくと、偽物だと発覚して引き取りを断られるケースもあります。また、質屋では店頭に並ぶブランド品を購入することもできます。今回は、質屋と偽物の品物についてわかりやすく解説します。

1.質屋に持ち込まれる偽物とは

質屋にブランド品、あるいは偽物が持ち込まれることもあります。質屋はブランドの真贋を見極める目を持っていますので、持ち込まれた品物が正規品か偽物かわかるはずです。とくに老舗質屋では長年の経験や実績、集積されたデータから鑑定基準があり、その基準を「満たしている」か「満たしていない」かで、真贋の判断ができるのです。

しかし、質屋では本物と偽物を結論付けません。多くの質屋ではブランド品が本物か偽物か明言できるのは、ブランド品を製造販売するメーカーの査定員のみという見解を持っているからです。したがって、質屋にブランド品の査定を依頼すると、質屋のスタッフから「当店では扱えません」といわれる場合が多いです。そのように言われた場合は、偽物である可能性が高くなります。

1-1.引き受けるかどうかで判断

あくまで質屋では真贋鑑定を明確にしませんが、ブランド品を質屋に持っていくと買い取れるか、買い取れないかを教えてもらえます。また、融資の担保として受け入れるか、受け入れないかも教えてもらえます。結局質屋の立場では、買い取りした場合や、質流れになったときに、そのブランド品が自店で販売できるかどうかを目的として査定をしているのです。したがって、自店で再販できなくなる偽物は引き取りません。

質屋にとって偽物を担保として預かったり、偽物を買い取ったりすると、営業収益に大きな痛手となります。そのため質屋の査定は入念に行われ、とくにブランド品の見極めは慎重です。

1-2.本物でも預からず買い取らないこともある

質屋にとってブランド品は本物か偽物かの鑑定でなく、質流れや買い取りとなったときに「いくらで売れるか」という査定になります。とはいえ値段がついたから本物、値段がつかなかったから偽物だということではありません。たとえ本物のブランド品でもボロボロで再販しても買い手が見つからないと判断された場合、値段がつかないこともあります。また、盗品の可能性が高いと判断したブランド品も、引き取らないことがあります。

2.半偽物になるブランド品もある

最近は、インターネットでブランド品を買ったり売ったりする方が急速に増えています。自分がインターネットで購入したブランド品が本物か偽物か確認する目的で、質屋に持ち込む方もいるようです。さまざまな状態の品物が持ち込まれることもあり、ほぼ新品同様のものもあれば、かなり時間が経過したものもあります。また、修理品や改造品については、査定が困難なケースもあるのです。

2-1.ブランド品の改造品もある

高級腕時計によくあるのは改造品です。改造といっても、正規品が故障したときに正規メーカーに依頼せず修理したケースも改造品となります。修理の専門店に依頼した場合は正規品以外の部品を取り付けられることがあり、改造品となってしまうのです。質屋をはじめ、中古品市場での価値も大きく下がります。

2-2.手の込んだ改造品もある

メーカーから販売された段階で、宝石などの豪華な装飾品がついたブランド時計は何百万円以上の価格がつくこともあります。そのため宝石の付いていない同じ時計に、市販の宝石品を自分で取り付けた、改造時計をみかけることがあります。このような時計は改造品になり、中古品市場で価値が下がるのです。自身の時計が解像時計ではないか確認しておくことも大切です。

3.ブランド品の偽物によくみられるポイント

ブランド品は信頼あるメーカーが丹精込めて、隅々に至るまで丁寧に作り上げています。一方偽物は、極力本物に似せるためさまざまな工夫を凝らしていますが、安く仕上げるため、手抜きをする部分があるのです。時間がかかる作り方はしません。そのため、どうしても雑な作りになり、細部になればなるほど、甘い仕上がりになっています。

3-1.偽物のバッグや財布

偽物のブランドバッグや財布は既製品のパーツをつなぎ合わせることが多く、本物に比べて全体的なバランスが悪い傾向もみられます。とくにブランドマークなどのプリントは、色ムラや歪みがあったり、位置が微妙にズレていたりするなど、じっくり観察すると不自然な部分が目につきます。

また、バッグ内部の縫い目が粗く、内ポケットやタグの位置が不自然に見えるものがあるのです。さらに、ブランドの特徴であるスタッズの配置が異なる場合や、ファスナーのサイズやボタン、ビスなどの形も不自然なものも多くあります。

3-2.偽物のブランド時計

ブランド時計の偽物を見分けるには、ルーペで拡大して確認することが必要です。偽物のブランド時計は、文字盤の仕上げが雑になりがちです。また文字盤のインデックスも全体的に雑な仕上がりになっていて、バランスがよくないものも多いです。

ほとんどの高級時計は、個体毎のシリアルナンバーが記載されています。一方で偽物の時計にはシリアルナンバーが刻印されていなかったり薄かったり、不自然であったりとデタラメな番号が印刷されているものが多いです。

さらに、多くのブランド時計はロゴマークが決められた一定の場所にあります。多くは裏蓋やラグの裏側です。その位置にないものは偽物の確率が高くなります。正規のブランド時計は、そうした細かな部分まで丁寧に仕上げられています。

4.ブランドの偽物を避ける方法

ブランド品は新品が高価なだけでなく、中古品も高価な買い物になります。ブランド品の偽物を避けたいと思うのであれば、正規のブランド店で購入することです。またインターネットのオークションサイト、中古ブランド販売業者などから、ブランド品を購入する場合は、偽物であるリスクが高くなることを理解しておきましょう。

4-1.有名な質店の店頭には偽ブランド品がほぼない

ブランド品を正規店以外で購入する場合のおすすめは質屋です。質屋のスタッフは毎日のように偽ブランド品を見るなど、研究に励んでいます。それだけに、質店の店頭販売では、偽物のブランドバッグやブランド時計が売られていることはほとんどありません。

さらに、質屋でブランド品を購入する際は、歴史があり実績もある質店がおすすめです。長く営業していることは、それだけ信頼がおける質店で、取引上で何かトラブルがあっても、誠実な対応が期待できるお店と判断できます。

5.まとめ

質屋は持ち込まれたブランド品の鑑定は行いません。業界ではブランド品の鑑定は製造元のみができるという見解が主流です。質屋では査定を専門にして、持ち込まれたブランド品が受け入れられるかどうかの対応が行われます。それだけ質屋は真贋の見極めが確かで、質屋の店頭に並ぶブランド品は、ほぼ正規ブランド品と考えられます。

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