古い着物でも大丈夫?買取り時の注意点と高く売るためのポイント

13着物買取

着物を売りたいと考えている方は、「かなり昔の着物でも、買い取ってもらえるのか」「着物をできるだけ高く売るには、どうしたらよいのだろう」など、さまざまなお悩みを抱えている場合も多いでしょう。

本記事では、着物の買取り時にどういった条件が査定に影響するのかを、詳しく解説していきます。着物をなるべく高値で売りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

買取り価格を左右する着物の条件とは?

着物の買取り価格は、素材や種類などによって、大きく異なります。また見た目は同じ着物であっても、査定額がまったく違ってくる場合もあります。それでは着物の買取り価格を左右する要素とは、一体どのようなものなのでしょうか。一つひとつ確認していきましょう。

着物の種類

着物だけに限りませんが、価格というのは、需要と供給のバランスによって決まります。もっとも需要が高い着物は、既婚でも未婚でも着られる訪問着です。状態さえよければ、高額査定が期待できるでしょう。

フォーマルなシーンで着用する振り袖や留め袖も、比較的高値で取る引きされています。ほかにもカジュアルな場で楽しめる紬や小紋も人気なので、高値になりやすい種類といえます。

生地の品質

着物の生地が綿か絹かでは、当然価格に差が出ていきます。また、使われている糸の本数も重要です。糸の本数が多ければ生地に厚みがあり、ずっしりと重くなるため高級な着物だと判断できます。自分で品質を確認するのが難しければ、専門家に鑑定してもらうのがよいでしょう。

ブランド

有名作家や有名産地の着物は、高値がつきやすくなります。たとえば久保田一竹・木村雨山・小宮康孝らの作品は、高額で取り引きされています。最近の作家だと、現代風デザインで話題の桂由美やツモリチサトも人気なので、査定額が上がりやすいでしょう。

産地で見ていくと、鹿児島県の大島紬・茨城県の結城紬・石川県の加賀友禅、京都の西陣織などが有名です。近年は各地で生産数が減少しているため、希少価値が高まっているのです。ただし、有名産地の着物を買取りに出す場合は、産地を証明する証紙が必要となりますので、注意してください。

丈の長さ

買取り価格は、丈が長い着物のほうがより高くなります。ことわざでも「大は小を兼ねる」というように、丈が長ければ仕立て直ししやすく、着られる人の幅も広がるからです。

自分で丈や袖を切ってしまった場合も評価が低くなりますので、いずれ売るかもしれない着物は、むやみに手を加えないようにしましょう。

保存状態

これまで自宅で大切に保管されてきた着物は、高額になりやすいのです。未使用品がベストであるものの、シミやカビなどの汚れが付着していない美品であると、中古でも高値が期待できるでしょう。

ただし、あまりにも古い着物だと、買取り対象外となる場合もあります。10年以内に買った品かどうかが高額査定の目安です。購入記録をチェックしてみてください。

着物をできるだけ高く売るには?

長年大切に扱ってきた着物を売却するときは、なるべくよいお店で納得のいく値段をつけてほしいと思うのではないでしょうか。着物の査定額を少しでもアップさせるためにも、買取りに出す前にこれだけはやっておきたい、必要最低限の準備をお伝えしていきます。それでは細かくチェックしていきましょう。

保管方法に注意を払う

着物の状態は、保管方法によって大きく影響されます。品質を長く維持するには、まず、高温多湿の部屋に着物を置かないようにしてください。水回りに近い部屋で保管すると、カビ発生の原因になります。

着物の収納には、桐たんすをオススメします。桐たんすは通気性がよく香りに虫除け効果もあるので、着物には理想的な環境です。収納する際は、防虫剤も忘れずに入れておきましょう。桐の香りと防虫剤のダブル効果で、虫を寄せ付けなくなります。

付属品はすべて保管しておく

着物の産地や品質の証明となる証紙は、かならず大切に保管してください。証紙の有無で買取り価格が大きく異なってくるからです。

そして着物を収納する「たとう紙」も、きちんととっておきましょう。たとう紙に老舗呉服店や有名百貨店の名前が入っていると、査定額がアップする可能性もあります。着物に限らず、後に売却するつもりであれば、購入したときの状態をできるだけ保つようにしましょう。

和装小物も一緒に売る

帯・かんざし・下駄・草履・バッグなどの和装小物も、着物と同時に売ることにより、価格が上乗せになる場合もあります。小物であっても素材や品質がよければ、意外と値がつくこともあるので、自分で価値を判断せずに、専門店で積極的に査定してもらいましょう。

着物に詳しい専門店で査定してもらう

着物を売りに出す際は、着物の知識が豊富で価値をきちんと判断できるプロの買取り専門店を利用してください。着物の扱いに慣れていない普通のリサイクルショップでは、本来の価値より低く見積もられてしまう可能性があります。

まとめ

多くの方は着物に、特別な思い出があるのではないでしょうか。収納スペースの大半を占拠しているのに、大切な人から譲り受けた着物だから、簡単には処分できないと思い悩む人もいるでしょう。それゆえ着る機会がなくても、これまで大事に着物を保管してこられたのでしょう。

しかし、思い入れのある着物だからこそ、たんすに眠らせたままではもったいないものです。新たな持ち主に使ってもらい、再び命を吹き込んであげると、きっと着物たちも喜んでくれることでしょう。

大切な着物の売却は、経験豊富な鑑定士が在籍している「株式会社マルヨ」に、ぜひお任せください。当店はリピーターの多い老舗店ですので、きっとご満足いただけます。丁寧でスピーディーな対応を心がけておりますので、ぜひともお気軽にご相談ください。

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