もう9月というのに、このうだるような暑さはなんでしょう?それにでかい台風がバンバン発生して、これも地球温暖化の影響でしょうかね、グレタさん?わたくしどもの子供のころには、9月の声を聞くと赤トンボが茜色の夕焼け空を飛び交い、ススキの穂が秋風になびいて、何故か人恋しいような、何とも風情ある景色がそこかしこで見られたものでございますが。まあ、そんな郷愁をそそられる日本の秋がちゃんと到来しますよう、秋の風情をたたえたひと品をご紹介いたしましょう。
ということで、今回ご紹介いたしますのはこちら、秋らしい色合いをたたえたお花のペンダントトップでございます。お花のことは全くわかりませんが、形状からしてなんだかユリの花っぽいなー、でもこんな色合いのユリってあるのかしらねー?白ユリってくらいで、白のイメージしかないいんだけどなー、と訝りながも困った時のウィキペディア。おおーっ、あるやん似たやつ。鬼百合言うらしいですな、イカツ。この反り返った花びらが特徴的だとか。しかし本物はこんな色とりどりカラフルな感じじゃありません。そこはそれ、やっぱり宝飾品として美を表現するためのアレンジメントという事なんでございましょう。デザイナーの想像上の美人の鬼百合さんなのでしょう。
さて、このカラフルな鬼百合、どんな宝石で出来上がっているかと言うと、ルビーを筆頭に色とりどりのカラーサファイア、グロッシュラーライトガーネット、そしてダイアモンドと豪華絢爛オールスターの布陣でこの美しい色合いを醸し出しているのでございます。
さて、その色合いは説明するまでもなく、ご覧頂ければお分かりの通り、冒頭で述べさせていただきましたとおりのまさに秋色。紅葉に彩られた秋の山々の風情ではございませんか?このような微妙な色合いの宝飾品というのは実に珍しいのです。日本の秋の雅やかな様子をカラー宝石の集合体で表現した卓越した技能。なかなかの逸品だと思うんですけど、いかが?