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2022年5月

夏の時を止めるバイザヤードペンダント

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今や日本のロッケンロールミュージックを代表するアーティストにして大御所。内田裕也氏亡き後、名実ともにロック界のビッグボスに成り上がった、ご存知エイチャンこと永六輔、とボケといてからの矢沢永吉。

実はわたくし、彼がまだかの伝説のグループキャロルのメンバーのころ、その生のステージを観た事があるのでございます。

あれはわたくしがまだ学生の頃。大阪は天王寺動物園横にあった天王寺野外音楽堂という野外ステージで、なんというタイトルか忘れましたが、いろんなミュージシャンが順々に出演するといった一種ロックフェスみたいなコンサートに、わざわざチケットを購入して行ったのか、あるいは誰かに券をもらったのか、はたまた歩いていたらダフ屋に余ったチケットを格安で押し付けられたか、どういう理由で行ったかはもう記憶のかなたで定かでございませんが、友人の辻村君と行ったのは間違いございません。いや、山野君やったっけ?

さて出演アーティストは全部で5、6組だったでしょうか。これが今から考えれば信じられないような豪華メンバーだったのです。なにせそのコンサートのトップバッターがユーミンこと松任谷由実、になる前の荒井由実。さらにはまだ鈴木康博とドュオを組み、オフコースとして活動していた小田和正。そして先ほど申しました矢沢永吉率いるキャロル。どうです凄いメンツでござんしょ?

今このメンバーを一緒の舞台に上げるなんてことになったら、いったいどれだけのギャラが発生するやわかりません。まあその前にいろんな大人の事情が立ちはだかり、実現など到底不可能でしょうが。

このコンサートの印象として今も記憶に残っているのは、まだ二十代前半だったユーミンのホットパンツからにょっきり出た綺麗なおみ足と、キャロルファンのガラの悪さ。もうキャロルが出る前のアーティストなんか大変。「引っ込め―!」「早よ止めー!」の罵声の嵐。小田君もさぞややりにくかったやろねー。

実はこのキャロルですが、活動期間はほんの二年程度。あっという間に解散してしまったのですが、他のメンバーを尻目にエイチャンだけはその後も快進撃を続け、一人ビッグになったのはご承知の通り。

さてビッグなエイチャン、ヒットナンバー数あれど、なんと言っても最大のヒット曲はミリオンセラーを記録した「時間よ止まれ」。

この曲は当初、資生堂のテレビ等で流れるキャンペーンソングとして、山川啓介という人が詞を書き、これに矢沢氏が曲を付け歌唱するという、本来のエイチャンの曲作りからはやや逸脱する形でプロジェクトが進行したらしいのでございますが、これが怪我の功名、功を奏したのでございましょう。

さすが餅は餅屋。プロの作詞家ならではの情緒あふれる言葉の連なりが、矢沢氏にしては珍しいメローな曲調にマッチし、日本ロック史上に燦然と輝く名曲となったわけでございます。

その歌詞の内容はというと、最初からいきなり「罪なやつさ嗚呼パシフィック碧く燃える海」と何やら難解な文句で始まります。パシフィックって何なん?海言うてはるからパシフィックオーシャン、つまり太平洋の事?と、その後に「夏の日の恋なんて幻と笑いながらこのヒトに賭ける」と続く。なるほど、夏の海辺の恋の歌やね、とやっと謎が解けてコーラス一番終了。

さあ、コーラスニ番で作詞の山川先生ギアをグッと上げてきよる。

「汗をかいたグラスの冷えたジンより光る肌の香りが俺を酔わせる」

これどうよ!なかなか素人には捻り出せん名文よ!汗をかいたグラス、すなわち水滴をまとったキンキンに冷えたグラスの感じが視覚として伝わりますねー。キリっと冷えたジンや!ジントニックかジンリッキかギムレットかなんや知らんけど、切ったライムが添えられて美味いやつやん。缶ビールやのうて、こんなんを海辺で飲んどるコイツはなかなかの洒落者、伊達男。せやけどや、この男には最早このジンの味を楽しむ心の余裕なんぞあらへん。なんでか?それよか光る肌の香りが俺を酔わせると白状しとる。光る肌というからには水着姿の女性を想像させといて、その水着からこぼれる、小麦色の日に焼けた肌から立ち上るコパトーンなんぞの香りに悩殺されとるわけやねコイツは。それが証拠のダメ押しが次に来る。

「まぼろしでかまわない、時間よ止まれ、命のめまいのなかで」

どう?幻でかまわないって、もう耳なし芳一の心境やね。目眩までしてくらくらしとる。大阪弁でいうところのイカレコレ言うやっちゃね、そうとうの重症や。

さて、という事でこれからいよいよ夏本番、熱い恋の季節の到来。このようなシーンが海やプールで老いも若きも、男女の間てバンバン展開されることでしょう。よろしおますな!

ならば、そこで女性の方に強力な助っ人のご紹介!

光る肌の香りだけじゃどうも心もとないという気弱なあなたにお奨めいたしますのが、こちら当店一押しのティファニーバイザヤードペンダントなのでございます。

これをば光る肌の首元、鎖骨の窪みで輝かさせば、もう鬼に金棒おやつにチョコ棒。水着に着けてこれほどサマになるジュエリーは他にございますまい。小麦色の光る肌にこれほど映えるジュエリーをわたくしは他に知りません。

こちらティファニーバイザヤードペンダントの小粒ながらキラリ輝く最上級のダイアモンドの輝きで、狙った獲物の時間を見事止めることが出来ましたら御慰み!さあ、いざ勝負!

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由緒正しいプリンセスをおつけあそばせ

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丸い卵も切りよで四角。物も言いよで角が立つ。などと言いますな。

古い落語で「子ほめ」という演目がございまして、このお噺は、このモノの言い様、今風に言うならプレゼンテーションのノウハウを落語で面白おかしく、わたくしのような世の中の道理に疎い者にも分かりやすく諭してくれる、なかなか為になるお噺なのでございます。

落語の中身はというと、例によって長屋のご隠居のところに、あまり頭脳明晰やない主人公の男が、無料で飲める酒、つまりただの酒があると聞いてやってまいります。これは実のところただの酒やなくて、灘の酒の聞き間違い。聞き間違いでも何でもと、尚の事酒をねだるこの男に、ご隠居が滾々と諭します。せっかく来たんやさかい飲まさんこともないが、飲ましてほしいと思うんやったら、お世辞、大阪ではべんちゃらと言いますんやけど、お上手のひとつも言うて、相手をおだてる事をせんことには飲ます方とて馳走のし甲斐がない。またそういうことを普段から心がけておくと、思わぬ褒美が転がり込むものやと。

その後、二人の間でこのお世辞、べんちゃらの使い方について、教える方と教わる方のお馴染みのボケと突っ込みが繰り返された後、さあ、では実践で腕試しとこの男折角の灘の酒をおっちょこちょいやさかい、ごちそうにもならず、勇んでご隠居の家を飛び出します。それから後、彼は方々で的外れなべんちゃらを使い、かえって相手の不興を買うといった失敗を繰り返すというお噺。

まあ、人の世で生きていくという限りは、常に他人の顔色を窺い、お世事の一つも言いながら人間関係を円滑に保つというのは非常に重要な事でありまして、これをしくじると何かと不便が生じるわけなのでございます。

特に商売、商取引におきましてはこうしたお世辞、べんちゃら、ヨイショなどと呼ばれる技は必要不可欠。

例えば、商談には値切りというものがつき物。買う側は少しでも安く買いたい。売る側は少しでも利益の減るのは嫌。双方のせめぎあいとなります。

こういう場合でも、値切られた商人の方が木を鼻でくくったような、つっけんどんな物言いで、「お値引きは一切いたしません」などとぶっきらぼうに答えれば、それで商談終了ともなりかねません。折角の儲けのチャンスを自らの手で潰しているようなもの。ならばどうするかというと、そこは臨機応変、当意即妙。相手の真意を推し量りながら、しかも相手の機嫌を損ねぬように対応するしかないのです。しかし実際には値段交渉の段階にたどり着くまでに、笑顔でヨイショ、べんちゃらの一つも二つもかまし、尚且つ信頼できる相手であるという事を印象付ける工夫としての知ったかぶり、商品知識の二つ三つをひけらかし、その合間合間に世間話をちょこっと混ぜながら、浮世を憂い、政治を嘆きながら相互の親近感を高めて行きます。このように事前に即席の親密感を作ってこそ、はじめて相手の値段交渉の矛先も鈍ろうかというもの。

そしていざ値段交渉の段になるとニコっと笑ろて、「いや、少しでもお値引きさせていただいて、気持ちよう買うていただければ、また次にもつながるご縁を頂けるかと、こちらかてそこは商売、長い目ぇで考えさせていただいてまんのでございますが~、いかんせんこちらの商品に限っては・・・」と、こないいかなあかん。

しかしネットショッピングが隆盛の昨今、当社とて今や販売経路は楽天さん一本んで頑張らしてもろてまんねけど、インターネットで顔の見えんお客さんに対する接客はさらに困難を極めます。

まあ普通の販売はクリック一発、接客も何もないわけでございますが、中には商品に対するご質問や、当然値切り交渉などもあるわけなのでございますが、その類のやり取りはほぼ全てメールによってなされるのでございます。

これがなかなか難しい。なんせお互い相手の顔すら見えんねんさかい、ニッコリ可愛い愛想笑いを披露することもできん、ベンチャラの言いようもない。落語「子ほめ」の中のセリフに出てくる「四十五とはお若く見える、どう見ても厄そこそこ」、といくら何でもお姿すら見てないもんは言われへん。

まあ、今のところはお尋ねいただいた内容に、丁寧に真摯にお応えするよりほか方法が見つかりません。どなたか丸い卵を四角く切るような、ネット販売のメールにての必殺ヨイショ術、教えてくれはれへんもんでっかなー。

というわけで、本日のおすすめは丸いダイアを四角く切ったプリンセスカットダイアモンドの指輪のご紹介。

さあ、ご覧いただいてます四角いダイアモンド。先ほど丸いダイアを四角く切ったと申しましたが、これは大きな間違い。素人目には確かにそない見えますんやが、ダイアモンドの原石自体は正八面体といってピラミッドを上下に貼り合わせたようなシェープ。ですから本来、一番皆様になじみの深い丸いダイアこそは、四角いダイアを丸く切ったというのが正しく、このプリンセスカットはむしろ原石の姿を忠実に反映したシェープと言えるのでございます。その為こちらのプリンセスカットのダイアモンドは他のファンシーシェープ、例えばマーキーズだったりペアシェープが変形した原石を歩留まり良くカットするための工夫として作り出されるのと異なり、元より型の良い正八面体の原石からカットされる場合がほとんどなのでございます。まあ人間で例えるなら、氏素性の良い家柄の子弟がエリートコースの道を歩み、霞が関の官僚になるみたいなもの、ちょっと違うか?

さて、こちらのプリンセスカットは角ダイアのもう一方の雄、エメラルドカットのソリッドな魅力と、ラウンドブリリアントカット同様の細かいパビリオン部のカットから生まれる眩しい輝き、角ダイア丸ダイア相方の優れた面が楽しめるという事で、20世紀半ばから人気が急上昇致しまして、今もなおその人気に陰りは見えません。

ご覧いただいておりますリングに留まっております中石のプリンセスカットダイアモンドは、重量1.752キャラットの堂々たるボリューム。色味はやや黄色味を帯びるベリーライトイエローながらクラリティ―はVS2とほとんど無傷な良品。その中石を両サイドから各々0.3キャラットのペアシェイプダイアモンドが太刀持ち露払いを務めるという堂々たる横綱土俵入りの風格。ラウンドのダイアはどうもかしこまりすぎるし、かといって集合石のファッションリングでは軽すぎるとお悩みのそこのあなた。これですよ、これこれ!

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/01000134/

 

 

罪な女のブラウンダイア

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爺さんの趣味と言いますと伝統的なところでは盆栽に囲碁将棋、競馬競輪パチンコと定年退職リタイア後の暇な時間をどのように過ごすか、ご同輩の皆さん苦心惨憺。

最近では農地を借りて農作業に精を出したり、また、ロードバイクなる高い自転車を買い込み、老体にピチピチのウエアーを着込み、流線型のヘルメット着用と上から下までばっちり決めてサイクリングに励んだり。さらにもっとお金に余裕のある方になりますと、ハーレーダビッドソンなんかの厳めしいバイクにさらにサイドカーも連結のうえ、革ジャンなどを小粋に羽織り公道を徒党を組んで我が物顔に疾走する老人暴走族。さらにその上に行くと高級外車のカッコいいツーシーターオープンカー、助手席にモデルのようなオネエチャンをお飾りの如くに乗っけて、頬全体を白髪の髭で覆い、勝新の如き風貌にキメ、スポーティーなサングラスを掛け、葉巻を燻らしながら公道を走破するというツワモノまでおります。(実際見ましてんこんな人!)

まあ、誰もがなりたくてもこんな勝新風にゃなれない訳で、一般庶民はもっとしょぼいところに落ち着いて余暇を楽しまないといけません。そこで最近とみに老人の間で人気の高まりを見せるのが、カラオケ喫茶なのであります。

わたくしなどまだまだケツの青い初級老人、残念ながらそういう老人の憩いの場所、カラオケ喫茶と言う所には未だ足を踏み入れた事はないのであります。聞くところによると、その店内の様子も様々だそうで、まったくの、紅茶の美味しい喫茶店風の造りもあれば、もとナイトラウンジか何かで、ちゃんと正面にステージが設えてあり、七色の照明を受け、まるで歌手になったかのような気分で歌えるお店もあるとか。

こういった場所は何も爺さんだけに限られたものではなく、婆さんもこれに大挙して加わり、日頃鍛えし自慢の喉を互いに競い合う競技の場でもあります。と、いうのはあくまでも表向きの隠れ蓑。実際にはインターネットでの熱い出会に技術的に追いつけない老人に、夢とロマン、人生最後の一花を咲かすべく、令和版パンチDEデート、男女の出会いの場となっているのであります。

と申しましても老人の男女の比率は平均寿命の男女格差もあり、また爺さんどもの趣味の多様化も手伝って、恒常的に女性多数、ジジイ不足。さてそういった競争率の高い、狭き門の状況において、いかにイケてる爺さん、イケジイを他に先んじてゲットするかはカラオケの歌声だけでは不十分。

やはりそのお召し物から身だしなみといった外見、見た目が重要。特に天井からミラーボール輝く、ステージに工夫を凝らした本格的カラオケ喫茶においては、やはりその照明設備に映えるジュエリーに凝らねばいけません。

もちろん、マイクもつ手をゴージャスに飾る指輪が重要なのは当然の事、しかし指輪だけでは片手落ち。(ここシャレでっさかい、笑うとこでっせ、笑えよ)

やはりそのお顔をさらに魅力的に、よりセクシーに見せる工夫が必要。

という事で今回はお店の七色のカクテルライトに映えて、眉間にしわ寄せ、切なく歌うあなた様のお顔、その表情を、嫌がおうにもセクシーに演出せずにはおかないピアスのご紹介でございます。

 

さてご覧いただいておりますこちらのピアス。それぞれにメレダイアモンドが縦に三つずつ並び、その下にさらにハートの枠に縁取らてたメレダイアモンドがポイントとして配置され、そしてさらにその下にそれぞれが1キャラットもあるブラウンダイアモンドのブリオレットカットがなんとダイアモンドに直接穴を穿って金具が貫通する形でぶらさがっているのでございます。

おっとどっこい、ブラウンダイアと侮ってはいけません。同じブラウン系のスモーキークォーツとは大違い、月とスッポン、腐っても鯛。ダイアモンドの圧倒的な高い屈折率によって、その輝きが違います。このダイアモンドがカクテル光線を反射しキラキラと輝くサマの幻想的なことと言ったら、もう筆舌に尽くせません。

このきらめきが、あなた様の美声と共にお顔から発せられるとき、オーディエンスの爺様全員はもうあなたの虜。もはやディーバと化したあなたをめぐる恋の争奪戦が始まるのでございます。

もちろんカラオケに限定せずとも、シャルウィーダンス、社交ダンスのお供にも最適。こんなの着けてタンゴでも踊ってみなはれ、パートナーの爺さん興奮のあまり、卒中で倒れるかもしれまへんで。罪な女やわ、わたし後妻業。

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/01002956/

 

一寸の虫にも一分四厘二毛のダイアモンド

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虫コナーズのコマーシャルはホンマおもろい。

製造販売元の金鳥は昔から美人女優、沢口靖子をお雛様にしたり、山瀬まみを河童にしてみたりとふざけたコマーシャルばかり伝統的に作り続けていて、わたくしの中では大変好感度の高い会社なのであります。

この会社、よく調べてみるとやはり本社は大阪に在る関西系企業。関西人のイチビリの血が脈々と流れとるわけやね。

というわけで現在放送されている、これも美人女優長澤まさみさんを起用した虫コナーズのCMシリーズもまことに面白い。なにが面白いかというと、普段美人女優長澤が映画やテレビドラマでは見せる事の無い、クセの強い関西の、しかも下町のネエチャン風を見事なアクの強い関西弁を使って演じ、しかもその内容が、全く意味のわからんシュールな点にあるのでございます。

例えば、近所のお家が虫コナーズ的な物から虫コナーズに切り替えた事を弟らしき人物に伝えた後に、唐突にこの姉ちゃんが発する「勝った」。なにが勝ったや?

関西人のわたくしですが、長澤さんのそのあまりに巧みな関西弁を聞き、彼女は根っからの、ネーティブ関西人だとばかり思ってたところ、この度改めてウィキペディアで調べましたところ、なんと静岡のご出身とのこと。コマーシャルの撮影にあったってわざわざ関西弁を習得したというから素晴らしい。

実際、関東の人が関西弁を身につけるというのは、大変難しいらしく、以前勤めていた会社でも東京出身の方が幾人かおられたのですが、皆さん文字におこせば関西弁、例えば「やってまんねん」「すんまへん」「まいど」などと日常的に言うのですが、イントネーションは関東弁のまんまですから、それを聴く関西人にすれば実にお尻のあたりがこそばゆく感じるのです。

しかるにこの虫コナーズの長澤さんの関西弁たるやもう完璧!しかも、なにやらねっとりと糸を引くような、如何にも底意地の悪そうな関西のオバハンが乗り移ったがごときのいやらしい関西弁。今まではただの若い綺麗な女優さんとさほど気にも留めていなかったジジイのわたくしですが、このコマーシャルで一気に彼女を見る眼が変わりました。こんな綺麗でイケズなオネエチャンに「ジブンいったい何が言いたいん?要点を言うてもらわんな分からねんこっちは、ホンマ頭悪いな」などとネチネチといたぶられてみたいなと。

と、まあ冗談はさておき、長澤さんの奮闘ぶりに沿うべき虫コナーズの売り上げ実績はいかがなものなのでしょうか。昨今は本当に虫と言うものをあまり見かけなくなり、果たして虫コナーズの需要がそれほどあるようにも思えないのでございます。

現にわたくしの子供時分と言いますからもう半世紀以上昔ですが、夏に向かうこの時期くらいからは、もうハエや蚊がいずこからともなく湧き出てまいりまして、それこそ大日本除虫菊金鳥蚊取り線香やら殺虫剤が欠かせないようになってまいります。もちろんそれだけではとても防ぎきれず、寝るときは蚊帳、ちゃぶ台の上には虫よけの食卓カバーなるものが配備されておりました。また、買い物などに行きましてもスーパーマーケットとてまだあまり普及していない時期、商店街の魚屋なんぞの店先には必ず天井から蠅取り紙という茶色いひも状のものが何本かぶら下がっておりまして、それにびっしり蠅が付着してるサマは少年の私の目には、なんともおぞましい光景として映ったのでございます。

まあ、虫よけ防虫の備えは、蚊取り線香から電気蚊取りベープマットへと進化し、そして現在はなんと、軒下に吊るすだけで虫を寄せ付けないという便利な虫コナーズへと発展を遂げたのでございます。しかるに昨今の少子化ならぬ少虫化によって、せっかくの大発明が広く活用されていないのではないかと、金鳥の社員に成り代わり危惧の念を強くいたすわけでございます。まあ、正直金鳥はどないなろうが知ったこっちゃ無いのですが、虫コナーズが販売中止の憂き目にあい、長澤まさみちゃんのあのコマーシャルを見る機会がなくなるのはちょっと寂しい。

と言う事で、環境破壊によって虫の減少、少虫化がこれ以上進まぬことを祈念いたしまして、今回はこちらの虫のピンブローチのご紹介と相成る訳でございます。

おっ、またなんやしみったれた虫やないか?なんやそれ、季節柄あるいはまた、虫コナーズにかけての蚊か?などといった、ものの値打ちの分からぬ輩のヤジが聞こえてきそうでございますが、

控え控え控えおろーっ!こちらの虫をどなたと心得る。畏れ多くも未来のアンティークの呼び声も高い日本を代表するジュエラー、ギメル様の蜂を模ったピンブローチに在らせられるぞ。ギメル様の御前でござる一同図が高い、控えおろー!

へへーっ、一同土下座。

となるくらいに凄い、一寸の虫にも五分の魂以上の値打ちがあるギメルのピンブローチなのでございます。

なにが凄いってあなた、こんな子供だまし、グリコのオマケのバッジの如き品物にギメルお馴染みの最高級品質メレダイアモンドをば惜しげもなく使い、夜光虫もかくやと言わんばかりに光り輝いているところが凄い!

わたくしが若きジュエラーとして活躍いたしバブルの頃と申しますから、ひと昔もふた昔も昔。如何にもやってます、ごついでしょ、高そうでしょ、そうなの私ってお金持ちなの悪いけど、御免あそばせ、オホホホホ、といった大仰なデザインが尊ばれたのでございますが、今時はそんな野暮なモンは流行ません。

近頃では、

「あら、可愛い蜂!Tシャツにワンポイントでオシャレ!」

「あら、そう?つまらないオモチャなんだけど子供からのプレゼントなの。せっかくだから着けなきゃ悪いじゃない」

「ぜんぜんそんな風に見えないわ、やっぱり着け手が良いからよー」

「ヤダー、そんなことないよーぜんぜん」 (勝った・・・)

こういう風にお召しいただければよろしいかと。

 

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11004943/

 

 

ひさびさに!

ひさびさに!

こんにちわ。ガンです。

先日久々に姫路セントラルパークに行ってきました♪
本当に久々で凄く楽しかったです。

あまり混んでいなかったので、のんびりドライブサファリも楽しめました(⌒‐⌒)

のんびりお昼寝している動物をじっくり眺める事ができました☆

女性と指輪 共通のチャームポイント

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剛力彩芽という女優さんの人気は、さかのぼれば世界を股にかけた極道渡世人にして、作家としても不動の地位を築かれた故安部譲二先生が、そのブログで絶賛されたのをはじめ、お笑い怪獣こと明石家さんま師匠がさまざまなところで好意を表明されたり、その他数多くのおじさんたちからの絶大なる支持を得、そして遂にはZOZO前園社長を篭絡し、行く行くはバズライトイヤーよろしく、宇宙にまで進出する勢い。

今回はこのオヤジどもを虜にして止まない剛力彩芽さんの魅力を徹底解明しながら、宝飾品に話をつなげて行きたいと存じます。

 

最近、その伝説の女優生活初のドキュメンタリー映画が製作公開された、没後三十年近くになるも未だその人気色褪せる事の無い「永遠の妖精」オードリーヘップバーンでございますが、そのコケティッシュな魅力は男性は元より、同性の女性の方からも圧倒的な支持を得ているのでございます。

実はこのオードリーと剛力彩芽さんには、共通するチャームポイントが有るのでございます。

「んなアホな~、いっこも似てへんやないの。言うちゃ悪いけど彩芽ちゃんの目ぇなんかオードリーの半分ぐらいしかあらへんやないの。いや、可愛いいよ彩芽ちゃんかてそれなりに。せやけどオードリーと比べたらアカンは兄ちゃん、ナンボなんでも」

というお叱りの声がオードリーオールドファンのオカン各位から多く寄せられそうなのですが、まあちょっと私の言う事も聞いとくれやすおいでやす小田。

どうも一般的に女性、いえ男性をも含め人の美醜を論じる場合、いきおい顔面上のパーツそれぞれの細工や配置具合に意見が集中されがちでございますが、やはり身体全体から見ての、それぞれのパーツのバランスの妙と言うものを観ない事には片手落ちと言うもの。

特に視線が集中する顔面周辺ですが、この部分も顔だけにとらわれるのではなく、実際には頭頂から胸上部、すなわち履歴書や免許に貼る証明写真などに納まる範囲を総合的に解釈し、人物の上部構造として評価しなければいけません。

猪首と言う言葉がございます。これは読んで字のごとく、イノシシのような首と言う事。別にアニメ鬼滅の刃の登場人物とは何の関係も無いのですが、簡単に言うと相撲の力士などによく見かける、肩に直接頭部がめり込んでいるような、首があって無きかのようなアリサマ。このような体形だと、いくらお顔の造りがオードリーであっても、どんな三流映画からもヒロイン役のお声はかかりますまい。

では、どの様な首が良いかと言いますと、猪に対しての鹿。あるいはネコ科の動物にたとえるならチータの様にしゅっとした長い首に小さい頭部が乗っている様子がよろしいのです。

小顔が良いと言う事は世間で広く耳にする事ですが、小顔だけでは片手落ち。この小顔をば高く捧げる華奢な首との玄妙なコントラストによって、初めてフェミニンな魅力が発揮されるのでございます。

改めて、ここでオードリー及び彩芽ちゃんの画像を只今お使いのPCあるいはスマホでググってご覧くださいませ。どーです両者ともこの頭部から首、そして肩に流れるラインが実に美しい。そしてお二人とも、あるいはお二人をサポートする美容スタッフがこの事実を熟知している事が、そのヘアスタイルにショートやアップといったその首回りラインを強調するスタイルを多く選択している事でも良くわかります。

このラインに潜む女性の魅力を賛美崇拝すること洋の東西を問わず。例えば日本の芸者さんの着付けなどで抜衣紋と呼ばれる、襟を抜き襟足を大きく露出させる方法もこの首回り周辺の女性の魅力を強調し、酔客の劣情を喚起せんが為の工夫。

やれ、オッパイだお尻だなどと騒いでいるうちはまだまだケツの青いひよっこ、青二才。色の道のプロと言う者は、こういったところを注視してこそ一人前。知らんけど。

これと同様、指輪の造作において、ついつい見落とされがちながら、その製品の魅力を大きく左右するポイントがやはりこの指輪における首から肩のラインなのでございます。

ご覧いただいておりますのは、カルティエのダイアモンドソリテールリングでございます。こちら、ダイアモンドを四本の爪で留めただけの、一見デザインらしいデザインの無きが如き指輪でございます。しかしながら、このシンプルな造りの中に、「王の宝石商、宝石商の王」と呼ばれるに相応しいカルティエらしき気品と魅力を存分に発散する仕掛けが組み込まれているのでございます。そう、それこそがこの指輪における頭部から肩にかけての絶妙なラインなのでございます。

指輪真上の写真からでは全く分かりませんが、指輪の輪が正面に来るように見た、横方向からの画像でご覧いただきますと、ダイアモンドを頭部として、そこから流れるような曲線でリング部分へと連なるネック-ショルダーの部分のラインと、爪からまっすぐ下に伸びる、人で例えるなら、おとがいから鎖骨のくぼみに繋がるラインのバランスが実に美しいのでございます。

指輪をお着けあそばして、真上から見る画像は自己満足の為。逆に第三者から見てグラマラスに見せる工夫は、斜め横あたりから注がれる他人の視線を意識して作られるもの。この点において、さすがカルティエよくわきまえてらっしゃる。まさに羨望の眼差しを送る傍観者に、銀幕スターの首筋を髣髴とさせるような拵えをまざまざと見せつける心憎い細工なのでございます。

などと、ご覧いただけれ一目瞭然な事実をば売らんが為、必死のパッチこいて無い頭を巡らせて書いております途中で、なんと楽天市場で古くからのお得意様がわたくしの苦心をあざ笑うが如くに、スコーンと痛快にもこちらの指輪をお買い上げいただきました。釈迦に説法、説明ご無用、さすが分かってらっしゃる!誠にありがとうございます!

まあせっかく書いたブログなのでアップ致しますが、コイツはいい!オイラにも一個おくれと言われても、お生憎様。残念ながら売り切れ御免。

図らずも、ご購入いただいたお客様おひと方だけの為のブログと相成ってしまいましたが、後追い接客と言う事でどうかお許しのほどを。

 

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/01002916/

白金台のご婦人には白金がお似合い

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わたくし生まれも育ちも大阪なんですが、実は父親を早くに亡くして、哀れ貧しい母子家庭育ち。母親が昼間家族の生活を支える為働いている間は、母親の母親、つまりおばあちゃんに面倒を見てもらっていたのでございます。

昔から、「おばあちゃん子は三文安い」とか言われるそうで、祖父母に育てられると甘やかされて育てられるので、ロクなモンには育たないというらしいのです。

ウチの婆さんは結構厳しく、そんなに甘やかされたとも思いませんが、結果はやはりロクなモンにはならなかったから、矢張りことわざ的中かもわかりませんな。

さて、この婆さん、実は東京は小石川育ちの生粋の江戸っ子だったので、長らく大阪に住んでいるにも関わらず、粋でいなせな江戸弁は死ぬまで治らず、そのため家庭での躾、小言は全て江戸弁。その結果、子供時分のわたくしは完ぺきな関西弁関東弁のバイリンガルだったのでございます。

その為、学校なんかでうかつにも何かの拍子で東京弁あるいは関東風発音が出たりした時なんかは、級友の河内の悪ガキどもに「こいつキモー!」などと言われ、随分からかわれたり、いじめられたりしたものでございます。

あるいはまた、関東関西での物の呼び名の違いや食べ物の味付けの違いにも随分戸惑ったものでございます。ウチでおみおつけと呼ばれてるものが外では味噌汁、おこうこが沢庵と呼ばれる。今では関西でもポピュラーになりましたが納豆なんかも他所のウチじゃ誰も食べない。お弁当に入っているおかずの交換なんかしたら、甘いはずの卵焼きが友人のはしょっぱい。そのしょっぱい卵焼きはだし巻きと呼ぶらしい。そしてなんといっても、粉モン文化の関西に住んでいて、家庭でお好み焼きやたこ焼きを食べた事が無いという、まったくのエトランゼ的生活ぶり。ですからわたくし実は関西人の皮を被った江戸っ子なのでございます、知らんけど。

知らんけどなんて言わねーよ、江戸っ子は!

さて、ところ変われば品変わるで、関西関東の違いでもこんなにあるわけなんですが、その時代時代によっても物の呼び方が変わったりいたします。

時代の変遷によって廃れ消え行く言葉がある一方、新たに生まれるモノや事柄にあわせて新しい言葉も生まれてまいります。

わたくしの様に年寄りになってまいりますと、経験としてその時々にその変遷に沿って変化に対処してまいりましたので、今更改めて振り返ってみますと、いとおかし。なにが可笑しんか知らんけど。

例えば昔は甲斐性のあるひとかどの旦那衆ともなりますと、二号さんなどと言って、愛人を別宅に住まわせて生活全般の面倒を見るなどと言う、つまりは嫁はんを二人持つなどといった離れ業を行ったようでございます。わたくしのような恐妻家にとっては、なぜ故そのような艱難辛苦の道を敢えてとるのか全く謎な訳であるのですが、それを遥か上回るとてつもない良いことがあるのかもわかりません。子供のボクには全くわかんないけど。

さて、この二号さんですが、関西ではこれを昔は「こなから」などと呼んでいたそうでございます。

今でも、ちょっとこだわった飲み屋なんぞに参りますと、日本酒を桝に入れて出すところがございます。檜の香りがほのかに漂い、まことに結構な趣向でございますが、この桝と言うものも、その容量によっていろいろな大きさがございます。だいたいお酒がなみなみと注がれますのは一合桝。この表面張力で今にもこぼれんばかりの酒をば口から迎えに行くのがホンモンの酒飲み。「口からいけ口から迎えにいくんや、こぼしたら勿体ないやろ!」言うて酒飲みの上司によう叱られたもんです。

さて、この一合桝の半分が五号桝。そしてまたその半分二合五勺の容量の桝が関西では昔「こなから」と呼ばれたそうでございます。二合五勺すなわち二合半つまり二号はん。洒落た隠語やね。人間国宝故米朝師匠の受け売りだんねけどね。

さて、ジュエリーの方におきましても時代の移り変わりとともに呼び名が変化したものがございます。

私のまだ若い時分には皆様のお好きなダイアモンドが金剛石と呼ばれた、なんて事はないのですが、そのダイアが留まっている指輪の枠の地金はよく白金(はっきん)と呼ばれていました。

白金などと言いますと、今ではホワイトゴールドと勘違いされる方が多いのじゃないかと思いますが、これはもちろんプラチナの事。

今でこそ金価格高騰で値打ちが逆転しちゃいましたが、昔はプラチナの方が価格も断然高く、貴金属の頂点に君臨するキングオブプレシャスメタル。

「あかんあかん、やっぱり白金やないと値打ちあらへんわ。金みたいなもんにダイア留めてどなすんねんな?センス無いわ、あんたアホちゃう!」

と間違って婚約指輪を金枠で誂えようものなら、間違いなく婚約者にこんな具合に罵倒されたものでございます。

しかしこれも何の根拠も無い誤解偏見。実際西欧ではジュエリーに用いる貴金属は基本ゴールド。プラチナなんて滅多使わない。どうしても白い地金を使いたいときはホワイトゴールドと言って、金に白っぽい金属を混ぜて拵える合金を使うものと相場は決まってる。

ただし、これがアメリカになりますとまた話は違ってまいります。

こちらにお示しいたしました当社一押しのティファニバイザヤードペンダントでございますが、こちらのシリーズでは白い地金は、シルバーかプラチナの二つに限られているのでございます。もちろん他のティファニーの製品には18金ホワイトゴールドで作られたものも数多くあるのでございますが、このバイザヤードペンダントのシリーズには存在しないのです。なぜでしょうか?もちろんティファニー部外者のわたくしには全くあずかり知らぬことながら、これはきっとこのバイザヤードペンダントをデザイン致しました、エルサペレッティ女史の強いこだわりがあるのでございましょう。

まさか、「あかんあかんやっぱり白金やないと値打ちあらへんがな」と河内弁で檄を飛ばした訳ではございませんでしょうが、ホワイトゴールドには及ばぬ、気品と重厚感。それに変色の恐れの無い点などにこだわったのかも?

近頃じゃ当店でも、バイザヤードシリーズ全般においても、ゴールド人気が優勢ですが、プラチナはプラチナでティファニが誇る高品質なダイアモンドの透明感と非常に相性がよく、何とも言えない奥ゆかしいノーブルな雰囲気をそこはかとなく醸し出しております。あなた様の様な上品なお顔立ちのご婦人には実によく映えること請け合いなんでございますがねー。

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11003426/

 

旅立つ娘に持たせたい至高のペンダント

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いよいよ明日に迫った魔女修行への旅立ちの日。その夜、修行の旅に期待と不安に胸躍らせる娘ギギを部屋に呼んで、魔女のお母さんがお守りとして渡したのがこちらのペンダント。

お母さんは娘の長い髪をかき上げ、ネックレスをその首に掛けながら言うのでした。

「ギギや、このペンダントを肌身離さず着けていておくれ。これはお母さんにとってかけがえのない大切なお前の身を守ってくれる、とても強力なお守りなんだよ」

「はい、お母様わかりました。でもどうやってこんな小さくて可愛いペンダントが私を守ってくれるの?」

「このペンダントはね、お前の様な若い娘にピッタリの、可愛いハートシェイプのデザインなんだけど、ここに留まってるダイアモンドはただのダイアモンドじゃないのさ」

「ただのダイアじゃないって?」

「そうさ、このゴールドのハートペンダントを埋めつくすようにセットされている大小合わせて23個のメレダイアモンドは、全てがすべて無色透明無傷の純真無垢、至高のダイアモンドなのさ。いや、そればかりじゃない。そんなとびきりのダイアモンドのみが発揮できる凄い魔力を、お母さんが昨日一晩、夜を徹して吹き込んであるのさ。だからお前の身に、万が一にでも邪悪な下心をもって、危害を及ぼそうと迫る不届者が現れれば、たちどころにこのダイアモンドが発する強烈な閃光にその者の両の目は焼かれ、盲いてしまう」

「まあ、怖いわ。そんなの着けていて大丈夫なの?」

「心配しなくても大丈夫、普段は何も悪さはしないよ。それどころか、どうだい鏡をごらんよ、明日から旅に着ていくその魔女修行の黒いワンピースにピッタリじゃないか?黒にゴールドの鎖と、ピカピカ煌めくダイアモンドが映えて、我が娘ながら惚れ惚れするねー!」

「わっ!ホントだ、可愛!ありがとうお母さん!」

さて、翌朝はギギの旅立ちの門出を祝福するように、雲一つない青空が空一面に広がっております。

愛用の箒にまたがり、ペットの白ヘビを首に巻き付け、お気に入りのムーミンの唄をスマホで聞きながら、ギギは大空に向かって飛び立ちます。

さあ、いよいよギギの魔女修行の旅の始まりです。

 

ギギが修行の場と定め、落ち着いた先は、小高い丘から小さな港を望む風光明媚な田舎町。彼女はそこで愛用の箒にまたがり、ウーバーイーツの仕事を始めました。

可愛らしい女の子が、しかもバイクじゃなく箒に乗って、空飛ぶフードデリバリーと言う事で、たちどころにギギは街中の人気者となったのでございます。

特にギギと同年代の男の子の間では、テレビなんかで見かける人気アイドルを遥かに凌ぐ人気。誰がこの可愛い魔女を射止めるか、もう若い雄猿どもは戦々恐々とお互いをけん制し合い、ギギの知らぬところでは、密かに彼女を巡っての果たし合いが幾度となく繰り広げられたりしておりました。

さてそんなある日の午後、ギギがいつものように箒にのってピザの配達中の事でございます。無賃乗車がばれて逃げ出そうとした拍子に足を踏み外し、乗ってた飛行船から転落した街のチンピラ、通称ハエと呼ばれるゴロツキ小僧を偶然、その落下途中に箒の急旋回急降下の巧みな操縦技術を駆使し、無事その一命を救うという、とっさの救助活動を行ったのでございます。

この出来事でギギは地元の新聞にも取り上げられたりと、一躍街の英雄扱い。

しかし、皮肉なことにこれがケチのつき始め。このハエと呼ばれるタチの悪いチンピラ、命を救ってくれた事でもう二人は結ばれるさだめと勝手に思い込み、ストーカーとなってギギの周りを始終付け回し、執拗に食事に誘ったり、ドライブに誘ったりと、本当に名前の通り銀蠅の如くしつこく付きまとうようになったのでございます。

もちろん生来真面目正直者のギギはこのようなヤサグレ半グレ野郎は命こそ救ったもののハナから相手には致しません。

そのような態度を、与太者特融のひねくれた思考回路を持つハエは、嫌よ嫌よも好きのうち、生娘の恥じらいだと自分の都合の良いように解釈した挙句、こうなりゃ実力行使しかないと思い立ち、悪だくみを実行に移したのでございます。

ハエがいつものようにギギを密かに付け回しておりますと、ウーバーの配達で一軒のお家の玄関から屋内に消えたギギを目にします。ギギの箒は当然玄関のドアの横に立てかけてあります。目ざとくこれを見つけたハエは小走りにこの家へ近寄ると素早くこの箒を奪い取ってしまいました。

注文のオーダーを無事届け終えたギギが外に出てみると、立てかけていた箒がありません。焦って周りを見回す彼女の目に映ったのは、口元に薄笑いを浮かべたハエの姿。

「姉ちゃん、なんぞ探し物でっか?」からかうような口調で尋ねるハエ。

「その手に持っている箒は私のです。返して下さい!」

「うそやん?これ俺のんやで。君のん言う証拠あんの?どっかに名前書いたある?どこにも見当たらんんねけどなー」

「見たらわかります。ずっと使ってるんですもの」

「そんなんアカンは。証拠にならへん。これは俺がさっき拾ったんや。そやから俺のもんや、ちゃうか?」

「どうしてそんな意地悪言うんですか?それは私にとってとても大切なものなんです!」

「まあ、そない言うんやったら、命の恩人やさかい、くれてやらん事もないけどな。ただしこっちにも条件があるんや」

と言うなりハエは実に下卑た笑みをその脂ぎった顔に浮かべるのでありました。

「条件てなに!?」キッとして相手を睨み返しながら問いただすギギ。

「いや、そない大層なことやあらへんねん。ちょっと俺と一緒に誰もおらん二人だけになれるとこ行ってくれたらそれでエエねん、な、ええやろ?ほたらこの小汚い箒はくれてやるさかいに」

「嫌です!誰が行くもんですか。さあ、早く返して!」

「わからんアマやで、おとなし言うてわからんちゅーんやったら、ちゃんと分かるようにしたろか?」

言うが早いか、ギギに襲いかかったハエ。その手が彼女に触れんとした刹那。

「キャーッ!」

閃光が迸ったのはギギの悲鳴と同時。音もなく凄まじい光量のビームがそのペンダントから放たれ、ハエの顔面を文字通り穿ったのでございます。

「ギャー!」凄まじい悲鳴とともに一瞬にして視力を失ったハエはもう手探りだけが頼り、顔面から薄っすら煙をたなびかせ、よろめきながら逃走して行ったのでございます。

こうして、ダイアモンドペンダントの憐れ最初の犠牲者となったハエでありますが、犠牲者は残念ながら彼だけに止まりませんでした。その後もギギの初々しい美貌と魅力に引き寄せられる男どもは後を絶たず、多くの者が次から次へとその両目を焼かれ、視力を失ったそうでございます。

 

さて、それから一世紀以上の時が過ぎ、さすが魔女とはいえ、かつての美貌は見る影もなく衰えたギギではございますが、お守りのダイアモンドペンダントのおかげで、未だその純潔は固く守られ清き乙女のまま。

そんな少女のまま老婆となったギギは、今ではウーバーの仕事も辞め、自ら勝手に自走するという大変珍しい「動く城」という建物の中で掃除婦として働きながらも、いまだ懸命に魔女の修行を続けているのだとさ。めでたしめでたし。

 

と、老宝石店員をして、このペンダントの輝きの一瞥だけで上記の如く戯けた妄想をば惹起せしむるほどに見事な逸品。

ただし、直視いたしましても視力障害を引き起こす心配はございませんのでご安心を。

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11004871/