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ハリー中野の宝石コラム

初春を寿ぐ大玉真珠

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どーも、明けましておめでとうございます!

なーんちゃってますけど、そもそもなんで年が明けるとおめでたいのか良くわかりませんですな。

「門松や 冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」と言ったのは頓智小坊主の一休さん。一つ歳をとったらそれだけ冥途、つまり死に近づくのに何がめでたいんだ、て事を言いたいわけですな。

まあ、いつもながら大人をコケにした、こまっしゃくれた、ひねくれ小坊主の言いそうなこってすな。いいじゃーないか、みんな酒食らって凧あげて独楽を回して羽子板ついて楽しく浮かれ騒いでるのに、そんな陽気なパーリー気分に水差す様な事を言わなくっても。どうも無粋でいけませんな坊主と言う者は。つか、中途半端に知恵だけ付けて、悟りに至らぬなまくら坊主に限って、こんな憎まれ口をたたいて利口ぶるんございますよ。

おっと、新年早々ボヤいちゃいけませんね、とんだ失礼、平にご容赦、乞勘弁のほどを。

さて、それでは、お正月という事で、お目出たいところをひとつ。

新春第一弾の商品ご紹介は、この如何にも縁起の良さそうな、真ん丸大きな真珠の指輪とまいりましょう。

どうです、いかにも初日の出、ご来光を拝むような有難い風情のこの真珠!あたかも天照大御神のご神体かと見紛うばかりの白い珠は、相撲の白星にも通じるというくらい吉兆の印。

こちらは南洋真珠と申しまして、文字通り日本を遥か遠く離れた南洋の海で白蝶貝という貝の中で育まれる大玉の真珠でございます。

日本で養殖されるアコヤ貝から採れる珠は、せいぜい大きくて10ミリ止まりなんですが、こちらは何と最小が10ミリと申しますから、そのサイズの差は大人と子供ほど開きがございます。これは真珠を育む母貝の大きさの違いからくる差異なのでございますね。

こちらご覧いただいております商品の真珠のサイズはと申しますと、なんと15ミリ以上。南洋真珠にしても結構大ぶりな珠でございますよ。

こちらの南洋真珠、アコヤ真珠に比べて色が、何と言うか淡泊なのですが、それはアコヤ真珠の多くが、調色と言って若干の染色(多くの場合ピンクの色を挿すのですが)を施しているものが多いのに対し、こちらの南洋真珠はほとんどそういった処理をしていないせい。つまりよりナチュラルカラーな訳なのでございます。さらにこの南洋真珠はアコヤ真珠に比べ真珠層が厚い。つまり人間で言うところの面の皮が厚く出来ておりますので、変色や退色がしにくく、真珠層が割れたり剥離したりもしにくくなっております。

手前どもの質店の方にもよく昔買った、あるいはお母さまに頂いた古いパールの指輪をお持ち頂き、査定のご依頼を承ることがございますが、アコヤ真珠の場合はそのほとんどが劣化が著しく、黄色くツヤの消えた状態。そうなるともうパール自体の評価はゼロ。

これはやはりアコヤ真珠の真珠層の薄さが原因。対するこちらの南洋真珠は、この真珠層が先ほど申したとおり分厚く出来ておりますので、劣化のスピードも大幅ダウン。もちろん生き物から採れる有機質の宝石ですから老化すなわち、劣化は避けられませんが、その寿命が大幅に長いわけ、つまり持ちが良いってこと。親子二代や三代くらいのご使用には充分耐えられる丈夫さ。この寿命の長いという点も新春の門出にあたって縁起の良いところではないでしょうか。

さて、わたくしが昔香港に居てましたおり、現地の人がこの南洋真珠の事を「サウシーポー」という風に呼んでおりました。わたくしはこれはてっきり現地で話されている広東語だとばかり思いこんでおりましたところ、後で聞くとこれは英語 South sea pearl の広東語風ナマリ。Rolexの労力士みたいなもの。昭和風に言うと、づっこけちゃいましたよ。

さあ、お正月はもう終わりですが、実はこれからが真珠の出番。

入学、卒業の晴れがましいお式。さらにはジューンブライドのお目出たの季節が次々に控えております。そういったフォーマルな場所に欠かせないのがこの真珠。パールをお着けあそばしたご婦人の多く集う場所柄、どうせなら人より大きい珠で差をつけて、優越感に浸ってフォーマルを寿ぎませう。

さて、最後に先に挙げました頓智小僧一休の憎まれ口を封じる、真の覚者の言葉を引用させて頂き、新春第一弾ブログの締めとさせていただきます。

Die before you die and find that there is no death” – Eckhart Tolle

掲載ページはこちら → https://item.rakuten.co.jp/douxperenoel/11004351/