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ハリー中野の宝石コラム

イタリアの名門 ダミアーニのクロスペンダントは曲がってなんぼ

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さて、本日ご紹介いたしますおすすめ掘出し品は、ダミアーニのクロスネックレス!

シュルレアリスムの巨匠、スペインの芸術家サルバトール・ダリの代表作に「記憶の固執」という作品がございます。その中に描かれているのは、熱で溶けてしまったかのような、グニャっと曲がった時計。これがあまりも印象的なので、この絵画自体が「柔らかい時計」とか「溶ける時計」と呼ばれることもあるそうです。このとろけるチーズのような時計が何を表現しているかの解釈は芸術ですから、見る人の勝手なんでございましょうが、初めて見る人は、かなりのインパクトを受ける事は間違いございません。

さて、こちらのクロスペンダント、ダリの「柔らかい時計」にインスパイアされて作られたかどうかは定かではございませんが、こちらも同様グニャリ曲がった、「柔らかい十字架」。

十字架とは本来、はりつけ台とも呼ばれる処刑の道具。十字に形作られた木製の台に咎人を括り付け、下から槍などで刺し殺すという如何にも残酷な刑罰に用いられる禍々しいもの。それが、現在このようにジュエリーをも含めチャームとして広く世に行き渡っているのは、もちろん十字架に架けられ息絶えたイエスキリストが、その後復活を果たしたという、まさにキリスト教の根本をなす意味合いを持っているからにほかなりません。本来残酷な処刑の道具が神聖なしるしへと生まれ変わたのですね。

さて、この西欧では神聖かつ、犯すべからざる聖なるしるしを曲げちまったんですから、これは日本人が考える以上に大変な事なんじゃないでしょうか?しかも、これを製造したのはほかでもない、ローマ法王のお膝元、バチカンを内包するイタリアの一流ジュエラー、ダミアーニ。法王からのお叱りは無かったのでしょうか?それともおおらかな国民性のかの国の人々は、そんな細かい事は気にせず、「おっ、十字架曲がっとる、おもろいやんけ」くらいの反応なのかもわかりません。狭量な日本人には想像もつかないことでございますが。

しかし、さすがはダミアーニ、ただいい加減に曲げているわけではございません。ご覧の通りまるで人が踊っているようなフォルム。ダンシングダイアモンドならぬダンシングクロスペンダントと呼びたくなるような躍動感。これは荘厳なローマカトリックのミサというより、アメリカはハーレム、アフロアメリカンが集うチャーチで、ウーピー・ゴールドバーグみたいなシスターがゴスペルをシャウトしつつのダンシング。サンキュージーザス、サンキュウーロードと連呼しつつ、神に感謝をささげる熱い感じのクロスペンダトという感じではございませんか?

このペンダント、サイズも大型、ネックレスもロングなサイズでございますれば、お洒落男子にも断然オススメしたくなる逸品!

どうだい、そこのドレッドヘア、拡張ピアス、タトゥーが決まってるお兄さん、ちょっと奮発してみちゃ?

 

 

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